元厚労相・舛添要一「日本は“まぐれ”で成功してきた」これまでの政府のコロナ対応を批判

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元厚生労働大臣を務めた経験のある舛添要一さんに、ここまでの新型コロナウイルスによる政府の対応について伺いました!

【政治 菅首相ぶら下がり】記者の囲み取材に応じる前、マスクを外す菅義偉首相=2020年11月21日午後、首相官邸 写真提供:産経新聞社

舛添:要するに、日本はまぐれで成功してきたんです。きちんとした戦略がなくて「日本はすごい」と。欧米に比べると感染者数が違いますから。ところが東アジアだけを見てください。中国、台湾は1日の感染者数はほぼゼロですよ。韓国は若干増えたけどまだ少ない。東アジアの劣等生が日本なんです。東京都だってまだ300数人いるわけで。

垣花:日本はなぜ劣等生なんでしょうか?

舛添:感染症の基本は2つぐらいあって……

グループインタビューに臨む河野太郎行政改革担当相=2020年10月1日午後、東京・永田町 写真提供:産経新聞社

舛添:1つは「一人の人に権力を集中させる」。厚労大臣に権力を集中させないといけないのに、3人も大臣にしてどうすんだと、私は反対だったんです。

垣花:それはなぜですか?

舛添:河野さんが命令したんでは、厚労省が動かなくなる。分かりやすくいうと、軍隊なら「陸・海・空」とありますよね。厚労省が陸軍なら、陸軍大将が命令する。ところが、西村大臣という海軍の大将、河野さんという空軍の大将が命令しても、陸軍は動かない。だから私は良くないと思うんですが、総理が決めたことですから何かお考えがあったと思います。

垣花:何か考えがあったんでしょうが、どういう意図なのかは読みづらいということですね。もう1つは?

舛添:もう1つは、ペストの頃から感染症対策の原則は「検査と隔離」。これさえあれば完璧なんです。それを徹底してるのが中国。数人しか感染者が出ないのに1千万人検査して隔離するんだから抑えられますよ。なぜ大事なのかというと、最初分からなかったからしょうがないんだけど、症状がなくて、ピンピンしてても感染するでしょ? この人たちを見つけるのは検査しかないんです。だから検査して隔離させるってことなんですけど、日本は最初、検査をやらなかったじゃないですか。今になってやってますけどね。

国会議事堂

垣花:改正感染症法についてはどう思いますか?

舛添:一つ欠けてるのが、医療従事者、高齢施設、宅配便で持ってきてくれる人、おまわりさん、消防の人、郵便配達。彼らに無料で PCR検査をしたらどうかと。私が厚生労働大臣だったら、すぐやりますね。ワクチンをタダで配るのはいいんだけど、その前に、今言った人たちにPCR検査をさせる。例えば自分の周りに濃厚接触者がいなかったら、自分で4万円ぐらい払わないと検査ができない。そんなバカな制度を1年間ほったらかしとくから、こういうことになったと思います。

テリー伊藤

テリー伊藤:今はPCR検査が民間で安くできてますけど、陽性になった人だって当然いると思うんですが、その人が本当に病院に行くのかどうか。病院の場合は保健所に連絡するけど、民間の場合は連絡しない。そうすると“隠れ陽性”の人が町にいっぱいいるんじゃないかって感じもするし、まあ今度、罰則がつきますけど、体調が悪くないのに仕事もできないっていう状況になる気もする。その辺りはどうすればいいんでしょうか?

舛添:まさにその通りで、やるなら徹底したほうがいい。検査もタダで、万が一陽性だとしてもあなたの生活を保障しますとすれば、差別しないと思うんです。

垣花:今、飲食店の一律1日6万円の協力金も議論になっていますね。

舛添:小さいところはいいですけど、一日に何百万も稼いでるところはアウトですよ。せめて、昨年度の売上の四分の三は保証します、とやればいい。税金を払ってるんだから調べたら分かるはず。政治家が役人に命令すればできるはずなんですよ。

テリー:なんでやらないんですか? 納税証明書を見ればできる気がするんですが。

舛添:財務省に命令して全部やれって言えばいいんだけども、やっぱり縦割り行政で。厚労省の人間はそこまで手が回らない。だから総理大臣が命令してやるべき。今の世間の不満はそうじゃないですか。

垣花:一律6万円ということで、実は休んでるほうが儲かってしょうがないという人もいますよね。

舛添:きめの細かさが行政なので、対象になる国民、市民、飲食店の経営者のことをもっと考えたらどうなんだと。

舛添要一

垣花:続いてワクチンについてですが、舛添さんはどのように考えてますか?

舛添:早く打った方がいいです。私は高齢者(65歳以上)ですから、4月1日からしか打てないんだけども、一番にいきたいと思ってます。効果が95%とか94%。今までのワクチンは3割効果があったら使ってたんですよ。イスラエルなんかはすごい効果があがってて、全世界の感染者数がこの一月で半減したんですね。それは季節的にもあるけれども、やっぱりワクチンが効いてきてる。だから早く行った方がいいし、副反応もめちゃくちゃ少ないと思いますよ。

テリー:どういう流れになるんですか?

舛添:まず家に紙が来ます。選挙の投票のようなイメージですね。地方自治体によって違うんですが、練馬区はかかりつけのお医者さんのところでできる。そうでなければ集団接種。小中学校の体育館でいくつか候補があってそこで受けるイメージですね。

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ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

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