新型コロナワクチンの接種開始~インフルエンザのように毎年接種するようになる

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月16日放送)に数量政策学者・内閣官房参与の高橋洋一が出演。医療関係者への先行接種が始まる新型コロナワクチンについて解説した。

米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスワクチン(アメリカ)=2020年12月30日 AFP=時事 写真提供:時事通信社

菅総理が2月17日から新型コロナワクチンの接種開始を表明

菅総理大臣は2月15日の衆議院予算委員会で、新型コロナウイルスのワクチンについて、17日から医療関係者への先行接種を開始する方針を表明した。

飯田)日程については16日に河野太郎ワクチン担当大臣が記者会見のなかで説明するとみられています。そして15日は、厚生労働省がファイザー社のワクチンについて特例承認をしたということも出ています。

高橋)待望ですね。

飯田)ワクチンの先行接種が進んでいるイスラエルに対して、周りの国々から「接種している証明があれば、チェックせずに受け入れます」というところが出て来ています。

高橋)私は65歳以上で、残りわずかな人生しかないのですが、こういうときに家のなかにいるのは嫌だと思う人も多いでしょう。外に出たい。外に出るときに迷惑をかけてはいけないので、私は「ワクチンを打っていますよ」と言って、相手に安心をしてもらいたいですね。

FRANCE - HEALTH - VACCINE ILLUSTRATION PFIZER LABORATORIES=2020年11月18日 Hans Lucas via AFP Photograph by Magali Cohen / Hans Lucas. 写真提供:時事通信社

今後、インフルエンザのように毎年ワクチン接種をするようになる

飯田)ワクチンに対する期待というのは相当高いです。

高橋)ウイルスが死滅するということはないので、コロナは毎年来るのだと思います。そうするとインフルエンザのように、「今年は何型が流行る」という形になるのではないでしょうか。新型コロナのワクチン接種は今回が最初だけれど、毎年打つという形になるような気もします。

飯田)季節性の要因がどこまであるのかということはありますが、感染症一般として、寒いとき、乾燥しているときの方が流行るのではないかと言われています。

高橋)それを予測しながらワクチンを打つことになるでしょう。今回はファイザーなど、先行企業だけになりますが、たくさんの会社がワクチンをつくっています。毎年打つことになるだろうという前提なのだと思います。かなりの需要が毎年期待されますから、いま先発で間に合わなくても、新型コロナのワクチンを開発しているところが多いですよね。

飯田)「南半球でこれが流行ったから、この冬はこれが来る」というのは、インフルエンザなどでも行われています。

高橋)インフルエンザと似ているのではないかと思います。インフルエンザより死亡率は高いかも知れませんが。

COVID-19 Vaccine Symbolic Creative Photo=2020年11月18日 NurPhoto via AFP 写真提供:時事通信

今後は日本での研究も進んで行く

飯田)薬に関してもいろいろなことがわかって来ていて、「これがかなり効くのではないか」というものも出ています。そう考えると、これから先は共存するような形になるのでしょうか?

高橋)ウイルス自体が死滅しないので、仕方ありません。何億もの人が免疫を持って、なるべくかからないようにする。あとは、タイプが違うものが出て来るでしょう。そのときには、それに応じてワクチンも少しずつ変えて行くということになるのだと思います。

飯田)そのためにも、科学技術のところに予算をたくさんつけるということですね。

高橋)本当は日本が先行してできればよかったのだけれど、基礎研究ができていません。軍事に関係するので、難しい分野なのです。ウイルスは生物兵器で、防御兵器がワクチンですから。それが日本では研究できなかったので、基礎研究が薄い。だから日本では先行事例がなかったのです。でもこれからはいろいろなことができて、基礎研究もたくさんするし、10兆円ファンドというものもつくります。どんどん研究してもらいたいですよね。

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