コロナ禍を見据えるように、8年前から実践しているコニカミノルタジャパンの「働き方改革」

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)にコニカミノルタジャパン株式会社リレーションマネージメント統括部、統括部長・今井隆広が出演。8年前から取り組んでいたコニカミノルタジャパンの「働き方改革」について語った。

今井隆広

黒木)毎日さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺う「あさナビ」、今週のゲストはコニカミノルタジャパン株式会社のリレーションマネージメント統括部、統括部長でいらっしゃる今井隆広さんです。よろしくお願いいたします。

今井)よろしくお願いします。

黒木)プリンターや印刷機器、医療機器までさまざまな事業を手掛けていらっしゃる会社ですけれども、今井さんがやっていらっしゃる「リレーションマネージメント統括部」とは、どんな内容のお仕事をされているのですか?

今井)リレーションマネージメントという部署は、広報と宣伝という部隊、それと社内が主催となるイベントの実行部隊、また、eコマースの運営をしている部隊、顧客満足度を測る部隊など、多岐に渡る部門の責任者をしております。

黒木)いま、新型コロナウイルスの影響もあって、働き方改革に取り組む企業が多くなりました。コニカミノルタジャパンでは2013年から、その働き方改革を開始されたということですけれども。

今井)弊社では、複合機のビジネスをしております。オフィスに大きな機械を置かせていただいて、複合機を使っていただくビジネスだったのが、ペーパーレスという波が世の中に押し寄せて来まして、我々のビジネスの将来を考えたときに、このままではいずれ立ち行かなくなるだろうと。そういう経営課題と、もう1点は、少子高齢化に伴う人口減の傾向が続いて働く担い手が少なくなって行く、そのなかで、いまと同じ状況では続かないということを経営課題と捉えたなかで、「では、どうして行こうか」というところからスタートしたのがそもそものきっかけでした。

黒木)まずは何をやられたのですか?

今井)社員のトップダウンとボトムアップと言いまして、経営者として捉えている課題点と、社員が未来に向けてどう働いて行きたいかということを、率直に話し合うことから始めました。

黒木)経営者と社員が話し合う。

今井)それによって、社員は未来にどういう働き方を求めているのか。例えば介護という問題と向き合わなければならないときもあるでしょうし、そういう方々が未来に向けてどういう働き方をすればいいのか。一方で経営の視点で言うと、労働生産性をどう落とさないようにするのかということが課題になりますので、そういうところを率直にぶつけ合って形にして行く、というところから始めました。

黒木)例えばどんなことから形にして行かれたのでしょう?

今井)まずは、自分たちが働いている姿を想像してみましょうということで、「毎日会社に来る生活が本当にいいのか」ということも議論しました。

黒木)それを8年前に。

今井)そうです。「人とのコミュニケーションのあり方は、どうあるべきか」ということなどを、仕事が終わったあとに専任チームをつくって、「ああでもない、こうでもない」とディスカッションをするなかでまとめる、というような作業をして参りました。

黒木)どなたからの声だったのですか?

今井)最初はやはり経営課題ですね。経営トップが将来の課題観ということを経営層において話すなかで、考えて行かなければならないと。ただ上から落とすようなやり方でうまく行くとも思えない。であれば、民意と言うと大げさかも知れませんが、社員がどう考えているか。また、一緒に考えて行こうではないかということでプロジェクト化して進めました。

黒木)8年前からそこを取り組んでいたので、コロナ禍になっても、何の支障もなかったということですね。

今井)そうです。私たちも、本当に「8年前からやっておいてよかったな」と心から思いました。

黒木)これから考えようとする企業が多いなか、8年前からそれを実践していらしたというのは、他には例を見ないのですか?

今井)そういう意味では、多分いろいろな会社のなかでも気づかれている方もいらっしゃったと思いますし、一部「働き方改革を」という言葉は出始めてはいたころなのです。ただ、皆さん、「企業としてどう取り組んで行くか」というところを模索されている期間だったと思います。私たちも同じように模索はしていたのですけれども、自分たちが働く場は、みんながそこに居続けるわけですので、「その場所をどうして行きたいか」ということは、抵抗感なく取り組めたかと思います。

今井隆広

今井隆広(いまい・たかひろ)/コニカミノルタジャパン株式会社 リレーションマネージメント統括部・統括部長

■広告代理店でマーケティング等のプロモーション企画営業を10年行ったあと、大手ソフトウェアベンダーにて新規事業の企画、セールスから経営企画まで部門責任者として幅広く活躍。東証一部へのIPOにも貢献。
■2014年、コニカミノルタジャパンに入社。さまざまな業務プロセス改革を行い、社内保管文書ゼロ化のプロジェクトリーダーとして「働き方改革」の実現に貢献。
■その後、「働き方改革」にまつわる各種講演活動を全国で実施。「いいじかん設計」プロデュースにも関与し、現在は広報・EC・イベント・CR部門統括責任者として勤務。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳


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