和傘を持つ時はどこを持つ?「和傘の豆知識」
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「傘」です。
和式の傘「和傘」ですが、「洋傘」との一番の違いは“閉じた時の傘の持ち方”なんです。“傘の持ち手となる部分”のことを、一般的には「柄(え)」と呼んでいますが、正式には「手元」、または「ハンドル」と呼ぶそうです。
閉じた傘を持ち歩く時、この「手元」を持って歩かれると思いますがそれは洋傘の場合なんです。和傘を同じようにして持って歩くと、次第に傘の部分が広がっていってしまいます。
それじゃあ、どこを持ったらイイのかといいますと、先端の「頭」の部分です。その部分には基本的には紐が付いていますので、そこを持ちます。紐がなかった時は、頭の部分を軽く持ちます。
“洋傘の先端部分”のことを「石突(いしづき)」といいますが、傘を立てかける時、この石突を下にして立てかけます。和傘の場合、これも逆で“頭の部分が上、手元が下”になります。
和傘にも石突がありますが、「手元」の一番下の部分のことです。そのため和傘の場合、“頭が上、手元が下”になります。
また場所によっては、和傘を立てかけるのではなく、吊るしておけるようにしている所もあります。その場合、頭の部分にある紐で吊るしておきます。