黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に「焼肉ライク」代表取締役社長の有村壮央が出演。1人焼肉が楽しめる「焼肉ライク」の仕組みについて語った。
黒木)毎日さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺う「あさナビ」、今週のゲストは1人焼肉が楽しめる「焼肉ライク」代表取締役社長の有村壮央さんです。
有村)よろしくお願いします。
黒木)1人焼肉が楽しめる「焼肉ライク」、ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、どのようなお店か教えていただけますか?
有村)通常、焼肉店は、3人~4人で行って、みんなで1つの焼き台を使って召し上がっていただくと思うのですけれど、「焼肉ライク」では、1人1台の無煙ロースターが設置されていまして、1人で焼肉を気軽に1000円台くらいで召し上がっていただける、そんなお店になっております。
黒木)このスタジオもアクリル板が立てられていますが、お客さん同士の間もこのようになっているということですか?
有村)横に透明ではないアクリル板が置いてありまして、お客様が1人で来ても、食べている姿が見られないようになっています。
黒木)いま私たちは対面していますけれど、そのアクリル板が見えなくなるという。
有村)そうですね。
黒木)カウンターというだけではなく、テーブルでもそうやって1人で楽しめる焼肉屋さんになっているのですか?
有村)そうです。お1人様用の席が9割くらいありまして、残り1割には2名席もあります。基本的に、8割以上のお客様がお1人でいらして焼肉を食べるという、あまり見たことがない景色がそこにはあります。
黒木)女性のお客様が多いのですか?
有村)女性のお客様は3割以上いらっしゃいます。
黒木)焼肉と言うと、少し高いのかなと思ってしまいますが、ほとんどが1000円台。いちばん安いものでいくらくらいですか?
有村)530円でご飯とキムチとスープが付いて、お肉はカルビ100グラムです。そういったセットがございます。
黒木)530円。お安いと、お肉の質はどうなのかと思ってしまいますが、どうなさっているのですか?
有村)「安かろう、悪かろう」になってしまうと、1人焼肉という話題性だけで、お客様にリピーターになっていただけないので、私どもは肉の質にもこだわっています。冷凍していないチルド肉を使っているのと、原価をかなりかけています。これがなぜできるかと言うと、お客様の滞在時間が非常に短くて、大体20分~25分くらいだからです。
黒木)1人ですからね。話もしないで。
有村)ですので原価をかけて、フレッシュなものを、回転を高め、物流を構築して、チルドの美味しい状態で召し上がっていただくと。
黒木)いまは何店舗くらいあるのですか?
有村)いまは56店舗ございます。
黒木)それは東京、関東だけですか?
有村)全国です。1都3県がメインなのですが、大阪や福岡、名古屋にもございます。
黒木)すごい。チェーン店にする夢がおありなのですか?
有村)焼肉を日常食にする、通常の「ハレの日の食事」とする焼肉を、より気軽に自由に楽しんでいただくために展開して行きたいと思っております。
黒木)提供の仕方にも工夫がされていて、3分でできるということですが、これはどのようになっているのですか?
有村)通常の焼き肉店では、石焼ビビンバや冷麺というものがありますが、できるだけシンプルに、「ご飯とキムチ、スープと肉」だけにメニューを絞っています。あとは分業化をして、盛り付けに30秒、提供に30秒、何も他にオーダーが入っていないときは1分で提供できるような仕組みを構築しています。
黒木)オーダーするときはどうするのですか?
有村)オーダーはiPadのタッチパネルで注文していただいています。ほとんど接触しません。
黒木)従業員の方も少なくて済むということですね。
有村)そうですね。お水も、よく回転寿司屋さんでお湯が出て来る蛇口のようなものが各テーブルにありまして、お水も冷たい水がそこから流れて来ます。
黒木)それは素晴らしい。
有村)非接触という部分、あるいは個食という意味では、お客様も安心して召し上がっていただけているのではないかと思います。
有村壮央(ありむら・もりひさ)/「焼肉ライク」代表取締役社長
■立教大学を中退後、居酒屋で1年間修業。
■2004年11月に居酒屋「さくらさく」をオープンし起業。有限会社アントレストを立ち上げる。
■その後、「牛角」創始者・西山知義氏の私塾である西山塾で経営を学ぶ。
■西山氏から「新しい焼き肉事業を一緒にやらないか」とのオファーを受け、その構想に大きな可能性を感じ取り、自身の飲食事業を共同経営者に譲渡。
■2018年1月、西山氏の「ダイニングイノベーション」に入社。1人焼き肉が楽しめる新型ファストフード「焼肉ライク」の社長に就任。
<焼肉ライク>
■1人1台の無煙ロースターを使って好きな部位を好きなだけ食べられる新感覚の「焼肉ファストフード店」。
■2018年に東京・新橋に1号店オープン以降、1人焼肉が楽しめる新型ファストフードとして世間を席巻。新宿・渋谷などの都心を中心に店舗を拡大。
■「1人でも色々な部位を注文できる」「女性1人でもお店に入りやすい」「提供3分以内だから時間に余裕がなくても行ける」といった、これまでの焼き肉の常識を覆す、まったく新しい焼肉の楽しみ方を提供。
■いちばん安いセットメニューは、「バラカルビセット100g(530円/税抜)」。セットにプラス単品や、単品だけなど自分好みにカスタムを楽しむことができる。1000円台で焼き肉を存分に楽しめる。
■全店舗で代替肉を提供するなど新しい試みも積極的に展開。
■コロナ禍で新たな需要を取り込むために、朝限定の焼き肉メニューも開始。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳