逃げずに議論をすべき「LGBT法案」~五輪タイミングで成立が望ましい

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月10日放送)に慶應義塾大学総合政策学部教授・教育経済学者の中室牧子が出演。LGBT法案にまつわる課題について解説した。

LGBTQの情報発信拠点「プライドハウス東京」の視察で、レインボー柄のマスクを着ける東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長=2021年4月27日、東京都新宿区(代表撮影) 写真提供:産経新聞社

議論して欲しい「LGBT法案」~オリンピックのタイミングで成立することが望ましい

菅総理は英国コーンウォールで開催される先進7ヵ国首脳会議(G7サミット)出席のため、6月10日に日本を出発し、14日に帰国。

飯田)新型コロナウイルスの対応なども含めて、議論しなければならないことは山積みということですか?

中室)私は、9日に枝野代表の方からお話があったLGBT法案に関しては、ぜひ議論をしていただきたいと思います。オリンピック憲章のなかで「差別はしない」ということが書かれているわけですので、そのことをどう考えるかということだと思います。そこは逃げずに議論していただきたいと思います。

飯田)自民党のなかなどで話を聞くと、性自認というところで、「自分が言い出したらそれで通ってしまう」のがどうなのかというところと、「差別かどうか」という部分で、紙爆弾のように、「スキャンダルに取り上げられてしまう怖さもある」と語る方もいらっしゃいます。その辺り、まだ議論が煮詰まっていないところもあるのですか?

中室)議論することは重要なのですが、既に自民党の特命委員会で5年以上も議論が行われています。また、この法案は「LGBT理解増進法」と言う名の通り、理解を増進させるためのものです。私自身は「オリンピックのタイミングで成立する」ということが望ましいのではないかと思います。

16日には閉じてしまう国会

飯田)菅総理がサミットに行って帰って来ると、16日でもう国会が閉じてしまいます。枝野さんは9日、経済対策の文脈から「延長すべきではないか」という提案をしましたが、ここで閉じてしまうのはどうなのかという向きもあります。

中室)延長は1つの選択肢かと思います。

飯田)次に臨時国会がいつ開かれるのかという辺りも、選挙と絡んで来るのでなかなか読みづらいところがありますよね。

中室)そうですね。

グローバルなアライアンスが重要な「新型コロナの感染症対策」

飯田)サミットに関してですが、中国と結び付けてというところがありますけれど、1つテーマを挙げるとしたらどんなところですか?

中室)感染症対策だと思います。今回の新型コロナウイルスに関しては、日本だけが直面している問題ではない。グローバルなアライアンスが極めて重要というところですので、そこは注目すべきポイントの1つだと思います。

飯田)COVAX(コバックス)という仕組みや、ワクチンを途上国へ供給するスキームがある。そこに向けて各国がどうコミットして行くかということになるわけですね。

中室)特に途上国の状況は非常に悪くなっていると思います。私の調査先でも、もう1年以上学校が開校していない地域もあります。1年学校に行っていないにも関わらず、そのまま進級させてしまったという国もあるのです。

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