「事故物件の告知義務に関する“暗黙のルール”」 事故物件サイト管理人・大島てるが解説

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事故物件検索サイト「大島てる」の管理人・大島てるが、ポッドキャスト番組「島田秀平とオカルトさん!」(ニッポン放送 Podcast Station ほか)に出演。事故物件の告知義務に関する業界の“暗黙のルール”について語った。

事故物件検索サイト「大島てる」管理人・大島てる

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芸人であり手相占い師である島田秀平がパーソナリティのポッドキャスト番組「島田秀平とオカルトさん!」に、事故物件検索サイト「大島てる」の管理人・大島てるが出演。7月9日の配信回では、リスナーから届いたメールを紹介した。「おととしの夏、近所で花火大会があり、マンションのベランダから打合せ花火を観ていたら、誰も住んでいないはずの隣の部屋から話し声が聴こえた。後日、大島てるで検索してみると、事故・事件があった事をあらわす「炎マーク」がついていた」という内容。このメールに対して、事故物件のスペシャリスト・大島てるが見解を示した。

島田:この部屋が事故物件だとしたら、霊の可能性があるのでしょうか?

大島:私は合理的に解釈できたらいいなと思うタイプなのですが、この事例で考えられるのは「殺人事件や自殺があって“事故物件”になってしまい、住みたいと思う人がいない“空き部屋”状態が続いていたので、不動産の管理会社の社員が“花火の特等席”として、こっそり恋人や家族を連れて観に来ていた」という事ではないでしょうか。

島田:あぁ~! たしかに、そういう考え方ができますね! 僕も職業柄、なんでもかんでも“怪談話”に結び付けてしまうのですが、今のお話はたしかに腑に落ちます!

大島:「これはこう解釈できる。あれはああいう風に説明できる」と合理的に心霊現象の裏側を考えているんですけど、どうしても説明がつかない不可解なことがあるので怖いですね。

※イメージ

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島田:せっかくなので、引っ越し先を探す際に気を付けたほうがいいこと、事故物件の見分け方はありますか?

大島:これは、事故物件のオーナーの立場になって考えることが大切です。例えば、テレビやネットで事件・事故の報道があった際に、アパートの外観が映ってしまったら、そのアパートの価値が下がってしまいますよね。それなら「アパートの色を塗り替えよう」という考えに至るので、「最近外観を塗り替えた物件」は注意ですね。同様に、アパート・マンション名を変えた物件も怪しいと思います。

島田:ニュースやネット情報で、物件名が拡散されてしまう場合もありますからね。よく耳にする「部屋を借りようとしている人に対して、不動産会社は事故物件の告知義務がある」というのは本当ですか?

大島:実際にそうしている不動産会社さんは多いです。「1人目には告知する。2人目からは告知しなくていい」という暗黙の了解ですね。

島田:あと、不動産の広告に、事故物件に関する文言が記載されている場合があるんですよね?

大島:はい。「告知事項あり」「心理的瑕疵あり」と書かれている場合があります。これも暗黙のルールで義務ではないんです。ただ、不動産会社さんもお客さんもお互いに無駄足を踏みたくないんですよ。せっかく物件を案内したあとで「じつは事故物件で……」と言うと、断られてしまったらお互いにとって損ですよね。だから広告の時点である程度、情報をオープンにしてしまおうという事なんです。

島田:とはいえ、義務ではないわけですよね。借りたいと思っている方は、念のために「この物件って、事故物件じゃないですよね」と確認をとってみましょう。

大島:そうですね。その上で「知らないです」と濁されたら怪しいかもしれません。本当に知らない場合もありますが(笑)。

島田:そう言われた方は、ぜひ「大島てる」で検索してみてください。

番組情報

島田秀平とオカルトさん!

毎週金曜24:00配信

番組HP

芸人であり手相占い師としても多くの著作を世に出す島田秀平がパーソナリティを務めるポッドキャスト番組「島田秀平とオカルトさん!」。

毎回、MC島田秀平だからこそ成立するゲストを招き、地上波ラジオでは掘り下げきれない、ポッドキャストならではのテーマで語り尽くす。

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