ソウルオリンピック銅メダリストで、女子柔道の初代世界チャンピオンでもある山口香氏が、史上最多のメダル12個という驚異的な結果を東京2020オリンピックで出した日本柔道の強さについて分析した。

画像を見る(全2枚) メダルを手にガッツポーズの(前列左から)芳田司、阿部詩、渡名喜風南=2021年8月1日、東京都内の選手団会見場(代表撮影) 撮影日:2021年08月01日 写真提供:産経新聞社
山口氏はニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に随時出演、メダル獲得が続いてきた日本柔道の強さについて語ってきているが、オリンピックスタジアムの目の前のニッポン放送千駄ヶ谷特設スタジオから生放送された2日の放送では、史上最多の金メダル9個、銀メダル2個、銅メダル1個の計12 個という驚異的な結果を出した日本柔道の強さについて分析、その躍進の理由を3つ挙げた。
1つ目として、“延長戦になったところからのスタミナ、体力が強化されていた”とし、「日本の技術はこれまでも認められてきたが海外に体力が劣っていたことが課題だったがそこが強化されて いた」と評価した。
続いて2つ目としては、“確実な寝技を我慢して取り組んできた”とし、「立ち技では出会い頭のような負けがあるが、男女ともに地味な寝技の練習にも我慢して取り組み、確実な勝ちを狙えた」とコメントした。
そして3つ目は、“勝ち急がなかった”とし、「早く決着をつけたいという気持ちをグッとこらえて、チャンスが来るのを待てた」と、コーチ陣の徹底的な指導が活きた結果であったと分析した。

山口香氏
さらに、混合団体について、日本チームは個人戦での試合数の多さで疲労感が出てしまったこと、柔道が盛んなフランスの意地も重なり、勝利を譲る結果となったと分析した。
そして、この負けによって、柔道大国フランスの強さも強調し、この負けによって次回のパリ大会へ向けてはさらに気を引き締めて頑張っていかなくてはいけないと、長らく柔道とともに歩んできた山口氏からエールが送られた。
<番組概要>
■番組タイトル:ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』
■放送日時:8月2日(月)午前8時~11時30分
■パーソナリティ:垣花正
■アシスタント:那須恵理子
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#happy1242
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