役割のバトンをつないで金メダルへ……東京パラ ゴールボール女子日本代表が意気込みを語る

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-新行市佳のパラスポヒーロー列伝-
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ボールの音や足音を聞き分けてゴールを守る、ボールを投げる。「音の騙し合い」「静寂の格闘技」とも呼ばれるゴールボール。

8月10日、東京2020パラリンピック競技大会に出場するゴールボール女子日本代表選手の皆さんによる、オンライン会見が行われました。

ゴールボール女子日本代表はロンドンで金メダルに輝き、2連覇を目指したリオでは5位という悔しい結果に。市川喬一監督は、東京大会での金メダル獲得を目標に掲げました。

画像を見る(全9枚) ゴールボール女子日本代表

「日本の強みだったディフェンスだけでなく、オフェンスも強化して来ました。オフェンスのポイントになる欠端選手と萩原選手、ディフェンスの要である浦田選手と高橋選手に注目していただきたいです。天摩選手と若杉選手は、ここぞというときにゲームをコントロールする能力が高い2人です」(市川喬一監督)

天摩由貴選手(キャプテン)

「私は投げるボールは遅いのですが、コントロールやディフェンスは強みだと思っています。例えば、ゲーム序盤でディフェンスを落ち着かせながらしっかりコースに投げるとか、試合後半で指示されたコースに当てて、ゲームをコントロールしながら守り切って勝つなどといったように、チームに貢献して行きたいと思います。どんなときも冷静に頭を使ったプレーをすること、ユーティリティプレイヤーとして与えられた役割を果たせるように頑張りたいと思っています」(天摩由貴選手)

欠端瑛子選手

「自分の役割としては、得点を決めてチームに勝ちの流れをつかませることです。回転投げという、鈴の音が聞こえにくいボールを投げられる強みがあるので、しっかり得点を決めたいと思います。リオのときは回転を投げ始めて間もなかったので、まだスピードや威力が弱かった部分がありました。トレーニングして持久力をアップし、24分間戦える身体をつくりました」(欠端瑛子選手)

若杉遥選手

「自分の役割は、コントロールよくボールを投げてゲームメイクすることです。自分自身の強みや練習して来たことをしっかり発揮すること、自分らしいプレーをして、チームに勝利を持って来られるようにしたいです」(若杉遥選手)

高橋利恵子選手

「センタープレイヤーとしてディフェンスでチームを引っ張りたいですし、フェイクなどの相手を騙す動きで、攻撃面でも貢献して行きたいです。延期になったこの1年、ディフェンスの強化……私の癖を検証しながら苦手なコースを潰して行くという練習をして来ました。長期にわたって代表メンバーが集まって練習する機会が増え、3人で攻撃の組み立てをすることと、コミュニケーションをとることを意識して取り組んで来ました」(高橋利恵子選手)

萩原紀佳選手

「私の強みとしては、指示されたところに強いボールを投げられることです。初めてのパラリンピック出場になります。4年に一度の大舞台で緊張しますが、全力で楽しんで、金メダル獲得を目指して頑張ります。ボールの質を変えながら得点を奪って行きたいと思います」(萩原紀佳選手)

浦田理恵選手

「東京で4大会目のパラリンピック出場になります。この経験はチームの勝利に貢献できるポイントにも、私の強みにもなるかと思います。日本が勝つためのポイントはディフェンスだと思っていて、ディフェンスの要がセンターです。安定したディフェンス、そしてベンチとのパイプ役を担いながら指示系統としての役割を果たして、同じセンタープレイヤーの高橋選手とともに、日本のゴールを守り抜く。それが達成できれば金メダルを獲得できると思いますので、いままでやって来ていること、1つ1つの積み重ねを大事に、1戦1戦戦って金メダルを獲りに行きたいと思います」(浦田理恵選手)

チームの強みは、ディフェンスでもオフェンスでも、コート上の3人の選手が連動してプレーすること。3人でサーチし、壁をつくって守り、センターも含めてフェイクを織り交ぜながら攻撃するのが持ち味です。

市川喬一監督

市川喬一監督

役割のバトンをつないで金メダルへ。予選はトルコ、ブラジル、アメリカ、エジプトと同じグループD。初戦の8月25日は、リオパラリンピックで金メダルを獲得した強豪・トルコとの試合です。


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