国政新党設立の都民ファ 「賞味期限切れ」を迎えた小池都知事の焦り
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月4日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。「都民ファーストの会」が10月3日、国政進出へ向けた「ファーストの会」の設立を発表したというニュースについて解説した。
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定例記者会見を行う小池百合子東京都知事=2021年9月17日午後、東京都庁 写真提供:産経新聞社
都民ファーストの会が国政新党を設立
東京都議会に会派を持つ地域政党「都民ファーストの会」代表の荒木千陽都議が10月3日、都内で記者会見し、次期衆院選での国政進出に向けた新党「ファーストの会」の設立を発表した。
飯田)地域政党「都民ファーストの会」が、国政政党の設立を発表しました。
須田)慌てたような感じがありますよね。そもそも、何をファーストにしているのかもよくわからないところがあります。小池さんとしては、政治力という点で最大の頼みの綱だった二階さんが、党内で大きく影響力をなくしてしまったことへの焦りがあるのだと思います。
飯田)二階さんの党内の影響力が。
須田)もう1つは、都知事から国政に打って出て「女性初の総理大臣」というイメージが、何となく世の中にあったではないですか。その点でも高市さんや野田さんが登場したことによって、「賞味期限切れ」を迎えてしまったのかなという印象を受けます。次の動きが見定められないなかで、今回の国政へ向けたような動きが出て来たと見ていいと思います。