年末年始「Go To イート」食事券販売抑制 「分科会からの提言を踏まえ」という農水省の呼びかけ理由の不可解

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月24日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。農林水産省による、年末年始の「Go To イート」プレミアム付き食事券の販売抑制の自治体への呼び掛けについて解説した。

ステッカーを貼って「Go To イート」事業への参加を告知する飲食店=2020年11月27日午後、さいたま市浦和区 写真提供:産経新聞社

農水省のHPには「新型コロナウイルス感染症対策分科会からの提言を踏まえ」とある

農林水産省は11月19日、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた飲食業界の支援策「Go To イート」について、年末年始はプレミアム付き食事券の販売を抑制するよう自治体に呼び掛けていると明らかにした。

飯田)11月19日に閣議決定した政府の追加経済対策のなかに、「Go To イート」のプレミアム食事券の販売が盛り込まれています。しかし、年末年始は需要が高まる時期であり、対応できる一部の居酒屋などに客足が偏るからやめてくれ、という判断のようです。

高橋)わかりにくいですよね。「需要が高まる時期だからやったらどうか」という判断が普通だと思うのですけれど。需要が高まり過ぎてしまうのを心配しているのかと思ったのですが、農水省のホームページを見ると、「新型コロナウイルス感染症対策分科会からの提言を踏まえ」と書いてあるのです。

飯田)そうですか。

高橋)年末年始にプレミアム付き食事券を販売すると、客が増えて感染が起きてしまうかも知れないという懸念があるのでしょう。需要を平準化したいという考え方もわからなくはないですが、需要を平準化するのであれば、年末もやって年始もやるという方がいいですよ。年末にやらないで、年始からやるというのもおかしいでしょう。

飯田)年末にやらないで。

高橋)需要が高まるときにやった方が、飲食業界の人にとってはいいと思います。報道では、年末年始に関する「需要の高まり」と書いてあるのだけれど、農水省のホームページには分科会の話が書いてあったので、変だなと思ったのです。

飯田)別に年末年始に区切っているわけではないと。

高橋)Go To 事業もそうだったでしょう。1月からとなっていたので、歩調を合わせるような感じですし。

「ゼロコロナを目指す」ということか

高橋)ここまで感染が収まって来て、なぜ心配しているのでしょうか。東京だと昨日(23日)の新規感染者は17人ですし、低い数字が続いています。

飯田)そうですね。

高橋)感染がゼロになるまで報道するのかと思ってしまいます。

飯田)分科会なども新規感染者数、つまりPCR陽性者数のことですが、その数字だけではなく、病床なども見ながらと言いつつ、レベル分けしたときには「レベル0」という段階をわざわざつくっています。「ゼロコロナを目指す」という方針を滲ませているような雰囲気がありますね。

プレミアム付き食事券の販売をやめるのはあくまでも「自粛」

高橋)いまの感染者数であれば、最低限、「ワクチンを打っている人は関係ない」というやり方が普通だと思います。

飯田)「ワクチンパスポートなどを活用しながら経済を回す」ということが、19日の経済対策に関する発表でもありましたけれど、まだ実装が遅いという感じですよね。もうすでに現場レベルでは、割引などをやっているところもありますけれど。

高橋)年末年始のいちばんいいときにできなくなって、今後もできなくなったらもっと気の毒ですよね。

飯田)予算としては既に積んでいるのですか?

高橋)つけてあります。「早く使ったらいいのに」という感じです。

飯田)政令で止めているような形になっているのですか?

高橋)自粛です。

飯田)自粛?

高橋)よくわからないのですよ。販売は自粛。自粛で全部やっているわけです。

飯田)それぞれの自治体まで予算は下りているけれども、法律ではもちろんなく、政府通達でもなく、自粛で止めるという。

高橋)こういう曖昧模糊な話は、どうすればいいのかわからなくなりますよね。

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