コロナ陽性が疑われたら「発熱外来マップ」で医療機関を調べる ~東京都医師会理事・黒瀬巌

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東京都医師会理事で「ケイアイクリニック」理事長の消化器内科医、黒瀬巌氏が11月23日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナのセルフチェックができる「検査キット」について、また、東京都の「発熱外来マップ」について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

薬事承認された「検査キット」が薬局で販売 ~気軽に自身で検査できる

飯田浩司アナウンサー)新型コロナワクチンの接種証明、PCR・抗原検査の陰性証明などもありますが、最近、薬局では検査キットが売られています。あれは普通に使っていいのですか?

黒瀬)はい。10月から条例が変わりまして、ご自身でセルフチェックができるようになりました。以前はインターネット等でも売っていたのですが、それは研究用のもので、いいものもあるのでしょうが、粗悪品も売られていました。しかし10月からは、薬事承認されたキットが薬局で販売できるようになりました。

飯田)薬事承認されたものが。

黒瀬)それを購入いただいて、例えば朝起きたときに「少し体調が悪いな、でも病院に行くほどではないし、どうしようかな」というときに使っていただく。または、旅行へ行く前に薬局で買い、その場で検査して、その場で判定するということも可能になりました。街中で気軽に検査できるように建て付けが変わって来ています。

大人数で行う会議の前にキットを使って検査をする

飯田)会社などで、大人数の会議がこれからあるというときに、検査キットを買って来て、みんなにやってもらうこともできるということですか?

黒瀬)それはいいやり方だと思います。私たち東京都医師会は1年前から、毎週やっている理事会前には必ず全員が検査して、陰性であることを確認してから会議室に入るという方法を続けています。

飯田)そうですか。

黒瀬)我々のような医者は、毎日患者さんと接しているので、ハイリスクグループになります。毎日患者さんと接している我々でも、毎週の理事会を行い、1度もクラスターを起こしていません。大切な使い方の1つだと思います。

新行市佳アナウンサー、黒瀬巌氏、飯田浩司アナウンサー

陽性が疑われたら、まず東京都の「発熱外来マップ」で医療機関を調べる

飯田)抗原検査をやって陽性だった場合、どう動いたらいいのかという問題もありますよね。

黒瀬)セルフチェックで陽性が疑われた場合には、確実に、そして迅速に適切な医療機関で検査を受けていただかなくてはなりません。ところが、残念ながら東京都、あるいは全国でも、「どこへ行けば検査を受けられるか」ということが公表されていなかったのです。いまも公表されていない道府県がたくさんあります。

飯田)公表されていないところが。

黒瀬)新型コロナに関して、どう対応したらいいのかわからないときに、電話で相談する「発熱相談センター」を東京都が開いていますが、9月の第5波のピーク時には電話が殺到して、パンクしてしまいました。

飯田)第5波のピークのときに。

黒瀬)これではとても対応しきれないということで、東京都にお願いして、「検査が受けられる病院」をリストアップしていただき、ホームページに掲載してもらいました。しかし、検査が受けられる病院はわかるのだけれど、それがどこにあるのかわからないなど、いろいろな問題点もあったのです。

飯田)いちいち住所を調べないといけないような。

黒瀬)病院のホームページを調べて、住所を確認してと。とても煩雑で辿りつかないということもあったので、地図上のデータに各医療機関のデータを埋め込んでいただきました。クリックすると最寄りの医療機関で何時から見てもらえるか、どういう症状の方が見てもらえるか、どういう検査が受けられるのかが全部わかる、「発熱外来マップ」を東京都につくっていただき、公開しています。都内では3800ヵ所くらいの医療機関で検査できる状態になっていますので、情報公開できる医療機関を増やすことが、我々のいまの使命だと思って努力しています。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

番組HP

医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます

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