キャスターの辛坊治郎氏が1月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。開幕が近づく北京オリンピックを前に、欧米各国がハッキングを警戒し、選手・関係者に個人のスマホやPCを中国へ持ち込ませない動きを見せていることについてコメントした。
辛坊)夕刊フジ(1月18日発行・19日号)、1面大見出しで、習近平中国国家主席の顔写真とともに、
「消えぬハッキング疑惑 五輪あと17日 各国総スカン」
「中国の諜報を警戒した動きでは、オランダが選手らに未使用のスマホなど電子機器を用意したのを皮切りに、米国でも使い捨てのプリペイド式端末を持参するように勧告、英国の五輪委員会も個人の端末を持参したくない選手には代替品を提供すると通知した。」
~『夕刊フジ』2021年11月18日発行(1面) より
辛坊)なんでそのようなことになっているかというと、これ、軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんの話ですね。
「選手村などで共用のWi-Fiなどを利用することでデバイスにハッキングされやすくなる。『バックドア』という秘密裏の穴を開けられ、帰国後にウイルスが関係者に拡散し、重要な情報が窃取されるリスクがある」
~『夕刊フジ』2021年11月18日発行(1面) より
辛坊)……ですから。中国のオリンピックにスマホ持っていくと、抜かれてしまうのではないのかという話で。
増山)え、そのようなことって。
辛坊)あるらしいですよ。これ夕刊フジがJOCに取材したところによると……
「『現時点で、対応を検討する考えには至っていない。今後は状況を見ていく』としたが、17日の時点でも見解に変更はないという。
前出の黒井氏は『電子機器に侵入されることを前提にすべきで、帰国後に使用を継続することは危険だと言える。選手団には使用後の破棄を念頭にプリペイド式のスマホなどを国内で準備し、使用後にまとめて回収する策も考えられる。メディアも現地の支局など既存の通信手段を利用するのも一つの手段だ』と指摘する。」
~『夕刊フジ』2021年11月18日発行(1面) より
辛坊)……ということで。ちょっと北京オリンピックあと17日ですけれども、やばい話がいっぱい伝わってきたなという。そういう感じです。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)