黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」（1月21日放送）にドムドムフードサービス代表取締役社長の藤崎忍が出演。ドムドムフードサービスの全国各地への新展開について語った。

画像を見る（全4枚） (写真左)：株式会社ドムドムフードサービス 代表取締役　藤崎 忍　(写真右)：市原ぞうの国 園長　坂本 小百合

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。1月17日（月）～1月21日（金）のゲストはドムドムフードサービス代表取締役社長の藤崎忍。5日目は、新ブランド「TREE & TREE’s」を含む、ドムドムバーガーの全国各地への新展開について---

黒木）ドムドムハンバーガーの新しい挑戦はまだまだ続きます。2021年8月に立ち上げられた新しいブランド、「TREE &TREE’s（ツリーアンドツリーズ）」について、もう1度ご説明願えますか？

藤崎）私が就任してから、ドムドムハンバーガーの独自性を模索し始めました。いろいろなイベントに出たり、アパレルなどとのコラボなど、いろいろとやっています。2019年の9月には、「DOMDOM in六本木」という、六本木のイタリアンレストランを貸し切って、和牛を使ったパティと米粉入りのバンズのハンバーガーをお酒を振る舞いながら提供してみました。

黒木）イタリアンレストランを貸し切って。

藤崎）9月に2日間やったのですが、評判がよくて、その翌月に3日間開業するくらい人気がありました。このときに、和牛のハンバーガーをいつか世に出したいと思ったのです。常設店で多くの皆さんに召し上がっていただきたいと思い、新橋にTREE & TREE’sというお店を開業しました。

黒木）それが2021年の8月ということで、ドムドムハンバーガーは全国には27店舗あるのですね。私の故郷の福岡にはありますか？

藤崎）はい。笹丘というところのイオンのなかにございます。

(C)HANAYASHIKI　　ドムドムハンバーガー×浅草花やしき コラボレーション

黒木）その他はどのようなところにあるのですか？

藤崎）東北は、2021年の7月に宮城県の新利府というところのイオンモールのなかにオープンしました。岩手県にもあります。全国各地に散らばってあるという感じです。面白いところでは、東京の浅草の「花やしき」にもあります。浅草の花やしきは日本一古い遊園地ですが、そことのコラボということです。コロナ禍に開業したのですが、「皆さんはなぜこの時期に観光地に？」という感じでした。

黒木）人が来ない時期なのに。

藤崎）しかし、浅草の元気が東京の元気になり、そして日本の元気にもなってみんなが笑顔になるではないかと、このコロナ禍に一緒にやることに社会的意義を感じて開業しました。

黒木）社会的意義を感じられて。

藤崎）どこに出すというよりも、「どんな意味があってお店を出すのか」ということを重要視して店舗展開をして行きたいと思っています。少しでも会社自体が力をつけて、1店舗でも多く皆さまに召し上がっていただけるような場所をつくって行きたいと思います。

ドムドムハンバーガー、千葉県市原市「市原ぞうの国」内へ新店舗開業

黒木）バーガーの内容は、店舗によって違うのですか？

藤崎）TREE & TREE’sとドムドムハンバーガーは一部被っている商品もありますが、大概は別です。ドムドムハンバーガーで言えば、浅草「花やしき」や「市原ぞうの国」という動物園のなかにもある店舗はオペレーションがしやすいように、少し異なってはいますが、大体は同じメニューです。

黒木）厚焼きのバーガーとか。

藤崎）花やしきと市原ぞうの国は厚焼きの仕込みができないので、ないのです。

黒木）いろいろあるのですね。

藤崎）そうですね。仕込みができる、できないというのがあって。

黒木）ただ、その店舗ならではのオリジナリティというのがあるのですか？

藤崎）浅草花やしきでは、浅草だけの高級なコロッケや、市原ぞうの国では、千葉県の「みそぴー」という、おみそにピーナッツが絡まっているようなソウルフードがあるのですが、それを使ったチキンバーガーなどもあります。

黒木）なるほど。

藤崎）美味しいですよ。他にも、9月に販売した、お魚の「丸ごと!!カレイバーガー」も話題になりました。カレイが1匹そのまま揚がっているので、尾ひれとひれがそのまま出ています。中骨はすべて抜いてあります。

ドムドムフードサービス代表取締役社長　藤崎忍

藤崎忍（ふじさき・しのぶ）／ （株）ドムドムフードサービス代表取締役社長

■1966年7月、東京都墨田区生まれ。短大卒業後に区議会議員の男性と結婚。
■主婦として子育てなどに奔走していたが、39歳の時に夫が病に倒れ、商業施設「渋谷109」にあるブティックの店長として働き始める。仕事と介護を両立しながら５年にわたって働き、この期間で売り上げ倍増を達成。年商2億円という優良ショップへと導いた。
■2010年に退職すると、次は東京･新橋の小料理屋でアルバイト。その後、2011年に小料理屋の近くで居酒屋を開店。翌年には2軒目も出店。ご主人の介護も続けていたが、2016年12月に長期療養中だったご主人が急逝。
■その後も居酒屋で仕事を続ける毎日だったが、ドムドムハンバーガーの運営会社の人物が･そのお店の常連客で、新商品開発担当として藤崎さんをスカウト。2017年にドムドムハンバーガーの新商品開発担当として転職する。
■新規店舗の店長やエリアマネージャーなどを経て、入社から1年経たずして、2018年4月にドムドムフードサービス社長に就任。
■就任後は「ドムドムらしさ」にこだわり、メニューの刷新など様々な改革を断行。「カマンベールチーズバーガー」「丸ごと!!カニバーガー」など斬新なメニューを相次いで投入。業績を黒字に転換させた。

【ドムドムハンバーガー】
・1970年に誕生した日本で最初のハンバーガーチェーン。
・かつては全国350店舗を超えたこともあったが、他店との競合もあり･徐々に低迷。
・2017年にホテル運営のレンブラントホールディングスが買収。現在はドムドムフードサービスを運営母体に全国およそ30店舗を展開。