大ヒット学習机となった「くるくるメカ」って何?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月31日放送分のテーマは「学習机の機能」です。
1967年(昭和42年)、「コクヨ」が学習机『コクヨホームデスク』を発売しました。その後もコクヨは、さまざまな工夫を学習机に取り入れて行きます。
例えば、棚の部分に鉛筆削りや時計が付いた机がありますが、こういった機能を学習机に初めて取り入れたのは、コクヨなのだそうです。
さらに1981年には、子どもでも簡単に高さ調整ができる学習机、『ロングランデスク“くるくるメカ”』を発売しました。従来の学習机も、子どもの成長に合わせて高さを調節できましたが、なかなか大変な作業が必要でした。
まず机の上のものを片付けて、棚に入っている本などを取り出し、横のビスを緩める。机と棚の部分を持ち上げながら高さを調節して、最後にまたビスを締める……。この作業は小さい子ども1人ではできませんし、ある程度大きくなっても大変なものでした。
しかし、『ロングランデスク“くるくるメカ”』の場合、机の下のハンドルをくるくる回すだけで高さの調整ができました。これならお子さんでも作業が可能です。
「くるくるメカ」というわかりやすい名前と、実際にハンドルを回すところを映したテレビCMの影響もあって、大ヒット商品となりました。
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