今後、外国人観光客が増えた場合、「ノーマスク」を認めるのか
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外交評論家で内閣官房参与の宮家邦彦が5月20日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。外出時のマスク着用について解説した。
会話の少ない屋外でのマスク着用は不要と専門家らが提言
新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門化組織「アドバイザリーボード」が5月19日に開かれ、屋外でのマスク着用について専門家有志らが、「周囲で会話が少ない場合は必要ない」とする提言を示した。マスク不要の屋外活動の具体例としては、公園での散歩やランニング、自転車や徒歩での移動など。一方、公共交通機関を利用したり屋外でも会話する場合、また屋内に入った際などは引き続きマスクを持参し着用するよう求めた。
飯田)未就学児の着用も見直すよう求めたということです。これから暑くなりますからね。
海外では「脱マスク」が進む
宮家)先日、ワシントンから帰ってきたアメリカ人の友人と話したら、ワシントンでは誰もマスクをしていないと言っていました。今回の話を聞いていても、国民性というか、いろいろな考え方があるのだと思いました。わからないのは、「アドバイザリーボード」とは何だということです。アドバイザーなのだろうけれど、「専門家有志らが」とは何なのか。
飯田)誰なのだと。
宮家)公園での散歩やランニングはマスク不要でいい。自転車や徒歩での移動もいい。ただ、公共交通機関を使ったり、屋外にいても会話する場合などは、マスクを着用しなさいと。
外国人観光客にはどう対応するのか
宮家)世界中で議論されている話だと思うけれど、これから外国の観光客が入ってきますよね。彼らは絶対にマスクをしないと思います。
飯田)そうですよね。彼ら独自の判断でやっていく。
宮家)「自分はワクチンを3回打っているから」などと。いろいろ悩ましいことが多いですよね。マスクをしなくてもいいと思っていたとしても、やはり人様のことを考えたらマスクをしますよね。不快な思いをさせてはいけないから。
飯田)人混みなどでは特に。
宮家)そこが日本のいいところでもありますから、否定するつもりはありません。曖昧とは言わないけれども、何となく物事が決まっていくというか。
飯田)もしかすると、海外から人が来て「マスクをしなくても大丈夫だ」となったら、みんなもマスクを外していくという流れになるかも知れません。
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