辛坊治郎が6月29日（水）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。海外から日本へ入国する前に義務化されている新型コロナウイルスのPCR検査について「意味ない」と言い切り、「何やってんだ日本政府は！」と怒りをあらわにした。

関西国際空港国際線到着ロビー。新型コロナウイルスのオミクロン株関連のニュースを流す画面 　撮影日：2021年11月30日　写真提供：産経新聞社

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』月～木曜日　15時30分～17時30分　生放送

今月から新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、アメリカなどG7各国や中国、韓国など98の国と地域からの入国者は、到着時の検査やワクチンの接種証明の提示などが免除となった。ただし、日本人を含むすべての入国者は出国前72時間以内に検査を受け、陰性証明を提出しなければならないルールは継続されている。例えば1泊2日で韓国など近隣の国を訪れ、「出国前72時間以内」が日本出発前であっても検査は必ず現地で受けなければならない。

この制度について、ゲスト出演した航空・旅行アナリストの鳥海高太朗は、現地滞在72時間以内の旅程の場合、多くの旅行者は陰性証明発行に時間を要するなどの理由から、現地での検査を到着後すぐに行うことが多いと言及。これについて辛坊は、本来、渡航先で新型コロナウイルスに感染したかどうかを確かめるものだとし、現地に到着してすぐ行う検査について「意味ない」と言い切り、「何やってんだ日本政府は！」と声を荒げた。