日韓外相会談で「徴用工訴訟問題」は俎上に載せるべきではない

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ジャーナリストの有本香が7月19日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。2年8ヵ月ぶりに行われた日韓外相会談について解説した。

日韓外相会談に臨む林芳正外相(右)と朴振(パク・チン)外相=2022年7月18日午後3時58分、東京都港区麻布台の外務省飯倉公館 写真提供:産経新聞社

2年8ヵ月ぶりの日韓外相会談

林芳正外務大臣は7月18日、韓国の朴振(パク・チン)外相と、日本での開催は2年8ヵ月ぶりとなる日韓外相会談を行った。両外相はいわゆる徴用工訴訟問題について議論し、早期解決を図ることで一致。朴振外相は、現金化が行われる前に望ましい解決策が出るよう努力すると述べた。

飯田)その他、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)やレーダー照射問題もありますし、その辺りをどうするのかという話もあったようです。

「徴用工訴訟問題」は俎上に載せるべきではない ~1965年の日韓請求権協定で既に終わっている話

有本)いわゆる徴用工訴訟問題とおっしゃったのですが、これはもともと問題ないのですよね。勝手に韓国側が問題をつくり出しているだけです。その認識を私たちは忘れないようにしなければならないと思います。あたかも大変な問題があって、日韓の外相が話し合いを行い、「これから何とか解決策を」というようなニュースが流れると、前段の部分をみんなが忘れてしまって「問題がある」という前提に立ちそうになってしまうのですが、問題はそもそもないですから。

飯田)そもそも。

有本)むしろ日本と韓国の間に問題があるとすれば、GSOMIAの問題や、レーダー照射という敵対行為をしてきた国と、情勢が不穏ななかで組んで安全保障を考えられるのかということです。むしろそちらの方が大変な問題です。GSOMIAのことも宙に浮いてしまっているではないですか。これは大変な問題です。

飯田)前の文在寅政権が一方的な形で破棄したというか。

有本)だから日韓の間に横たわっている問題は、外務大臣というよりも、むしろ安全保障です。総理と向こうの新しい大統領、防衛大臣と向こうの国防大臣で話し合わなければいけない問題が山積みで、本来ありもしない徴用工問題については、俎上に載せるべきことでもありません。ただ、すごく嫌な予感がします。

飯田)そもそもは1965年の日韓請求権協定。

有本)全部終わっている話ですからね。

飯田)あとは韓国国内の問題であり、国内で韓国政府がきっちりと賠償すればいい。

有本)そうなのですよ。文在寅前大統領が確か秘書室長を務めていた、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領政権。2004~2005年のとき、既に慰安婦問題はともかく、徴用工と向こうが言っている問題は「解決済みだ」と青瓦台も認めているのです。それなのにまた持ち出してきた。こういうことの繰り返しですからね。

飯田)そうですよね。

有本)いちいち取り合っていると日韓関係がおかしくなる一方ですし、盧武鉉政権のときに文在寅さんは側近だったのです。あの盧武鉉さんでさえ、徴用工と称される問題について、さすがに解決済みだと認めざるを得なかった問題なのです。「それが何でいま出てきているのか?」と。

飯田)司法の場で解決済みであり、しかも両国間でこういう条約協定があるということで棄却すべきところが、文在寅政権時代には最高裁の判事まで変えた。

有本)そうなのですよ。それで司法がおかしな判断を出してしまった。現在の法に照らして考えると、「さらに請求する権利がある」というようなことを言い出しているわけですよね。そんな話に付き合っていられないではないですか。だから林外務大臣は本来、こんなものにまともに付き合って話をしてはいけないのですよ。

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