経済アナリストの森永卓郎が7月27日(水)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。事件から14年となる、秋葉原無差別殺傷事件について、経済の観点から分析した。
『垣花正 あなたとハッピー!』月曜日~木曜日 8時~11時30分 生放送
2008年、東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、法務省は、加藤智大死刑囚の死刑を執行。この事件を経済の観点から森永卓郎が分析した。森永は「この事件が起きたのが2008年6月。その3か月後にリーマンショックが起こる。そもそも、景気が悪くなったのは、リーマンショックの前。景気が悪化したので、結果としてリーマンショックが起こってしまった」と、当時の国内外の社会情勢を振り返った。
リーマンショックと事件について、どんな関係があるのか。森永は「加藤死刑囚は、自動車製造工場の派遣労働者だった。2008年、リーマンショックの影響で大量リストラが起こり、派遣労働者も契約を更新できず、路頭に迷う人が多かった。加藤死刑囚もその一人で、景気の悪化により生活基盤が一気に失われてしまった」と、事件の背景に当時の景気悪化があるのではと分析。
なぜこのようなことになったのか。森永は、2004年に改正された労働者派遣法に要因があるのではと分析。2004年に改正された労働者派遣法により、製造業や建設業の派遣労働が解禁。森永は「製造業や建設業は景気に左右されやすいため、一斉に派遣切りが起こるリスクがある」と指摘。続けて森永は「1986年、労働者派遣法ができるとき、私は役所にいて、この法案に携わっていた。その時、私や有識者を含めて、製造業や建設業は絶対に含めてはいけないという認識が100%の総意だった」と語った。
さらに森永は「雇用は最大のセーフティネット。毎日会社に行き、給料をもらえると、暮らしていける。それがなくなってしまうと、金銭的にも精神的にもかなり追い詰められてしまう」と述べ「近年、非正規雇用は急増している。次バブル崩壊が起こってしまった時、どうなってしまうのか。労働者派遣法などを含めてしっかり国会で話し合うべきだ」と警鐘を鳴らした。
■番組タイトル:ニッポン放送 『垣花正 あなたとハッピー!』
~3月28日から番組リニューアル。月~水曜日は森永卓郎が週に3曜日生出演。『森卓3DAYS』として、家庭の経済がプラスになるような話題や日々の性格に役立つ情報をたっぷり紹介、経済アナリストの森永の視点で解説していく。
■放送日:毎週月曜~木曜 午前8時~11時30分 生放送
■出演者:
<パーソナリティ>垣花正
<コメンテーター>森永卓郎 (月~水)、中瀬ゆかり(木)
<アシスタント>那須恵理子(月・水)、熊谷実帆(火・木)
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#垣花正ハッピー
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番組情報
ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!