作詞家・松本隆もおすすめする、台湾が舞台の詩的な漫画『緑の歌 – 収集群風 -』の魅力

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8月7日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、高妍(ガオイェン)による漫画『緑の歌 - 収集群風 -』のおすすめポイント3つを紹介した。

作詞家・松本隆もおすすめする、台湾が舞台の詩的な漫画『緑の歌 – 収集群風 -』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーで、今回は『緑の歌 - 収集群風 -』をピックアップ。この作品は、台湾で暮らす少女・緑(リュ)が、日本の文化を通じて新たな世界に出会い、成長していく様を描いた物語となっている。

今回吉田は、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「作者が台湾の人」。

漫画ってやっぱり、日本人が圧倒的に多いわけですよ。普通に日本の絵の上手い漫画家さんの作品かなと思って読んだら舞台が台湾で、え?と思ったら、台湾人の方なんですって。旅行に行った人がよく言うじゃない。「日本と似てるんだけど、なんか懐かしい感じがする」とか……ちょっと情緒が違うみたいな言い方をするじゃない。多分日本の漫画だと、こんなに風景を丁寧に描いてる時間ないんですよ。週刊連載とか、みんな忙しかったりするから。日本の出版文化と関係ないところで、この漫画は作られているので。上下巻あるんですけど、最後までずっとこのクオリティです。

METAMUSE・西井万理那(パートナー):すご~い!

吉田:おすすめポイントその2は「ストーリーがとても詩的」。

台湾に住んでいる女の子・緑(リュ)ちゃんが日本の音楽と出会って。日本の音楽プレイヤーで聴いてたら、偶然、細野晴臣の曲が流れてきたっていう……趣味が渋くない?細野晴臣に心を奪われて、同じく「細野晴臣いいよね」って言っている、同世代よりちょっと上ぐらいのミュージシャンと、恋愛かな?違うのかな?ぐらいの距離感になって、2人でいろんなことを考えて、青春っぽいことを、このきれいな絵の中でずっと展開していくんですよ。これで全然知らない台湾のアーティストの方が出てきてしまうと、ちょっと想像がつかなかったりするんですよ。でも、(細野晴臣が作曲を手がけた)『風をあつめて』っていう曲が大好きみたいな話が出てくるわけですよ。そうすると、遠い海の向こうの話なのに、繋がっている感じがしてくる。

西井:う~ん!

吉田:おすすめポイントその3は「松本隆さんがおすすめしています」。

細野晴臣さんという人は、はっぴいえんどという伝説的なバンドを作った人で、そこには松本隆さんという方がいらっしゃいまして、ミュージシャンなんだけど作詞家なんですよ。日本の並み居る名曲を、歴史上ずっと作っていて。その人が、同僚であった人のことを台湾の人が作品にしているというのを知って、おすすめのコメントを寄せてるんですよ。それを含めて、漫画全体がエモい!

漫画『緑の歌 - 収集群風 -』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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