「しゃちほこ」と海のシャチって何か関係あるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月19日放送分のテーマは「しゃちほこ」です。
「しゃちほこ」とは、「鯱(しゃち)」という想像上の生き物の姿をかたどった装飾品で、城にある天守の屋根に使われています。海のギャングと呼ばれる「シャチ」がいますが、しゃちほこの「しゃち」とは別物です。
しゃちほこの「しゃち」は、龍または虎の頭を持ち、体は魚で、鋭いトゲが生えていると言われています。しゃちほこの「鉾(ほこ)」とは、槍に似た武器のことです。しゃちの尾がそそり立ち、空を向いている姿がほこのように見えることから、「しゃちほこ」という名前になったと伝えられています。
しゃちほこが城に飾られるようになった理由として、「しゃちは口から水を吐き、火を消す力がある」という言い伝えがあるそうです。
日本は木造建築が多いため、火事には特に注意が必要であり、お寺や神社などでは火除けの守り神として「しゃちほこ」を飾るようになったのだとか。それが伝わり、城でも使われるようになったそうです。
なかでも「名古屋城の金のしゃちほこ」は特に有名で、名古屋のシンボルになっています。
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