故人の四十九日前に「お盆」を迎える場合、「新盆」はいつになるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月10日放送分のテーマは「お盆の意味」です。
仏教での「お盆」は、地獄の苦しみを受けている人々をこの世から供養する功徳によって、その苦しみから救いたいという意味の行事であり、「お盆=ご先祖さまの供養」と考えられているそうです。
しかし、日本では古くからお墓や仏壇の前でお祈りする際、「先祖の苦しみを救いたい」というよりも、「いつも見守ってくれてありがとう」など、感謝の気持ちを伝えるという考え方があります。
神社では、ご先祖さまを敬い感謝することを「祖先崇拝」と呼ぶそうです。そのため、日本における「お盆」とは仏教の「ご先祖さまの供養」と、日本古来の信仰である神道の「祖先崇拝」が混じり合った行事、とも言えるのだとか。
また、人が亡くなったあとに初めて迎えるお盆のことは「新盆(にいぼん/あらぼん)」と言います。
具体的には「四十九日の法要が終わってから初めて迎えるお盆」を指しますが、四十九日前にお盆を迎えるケースもあります。その場合は亡くなった年ではなく、次の年のお盆が新盆になるそうです。
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