「桃の女王」と呼ばれる桃ってどんなもの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月2日放送分のテーマは「日本の桃の歴史」です。
1875年(明治8年)、中国から桃の一種「水蜜」が日本に入ってきました。それをきっかけに、各地で食用の桃の栽培が始まります。
岡山県では1900年ごろ、園芸家の大久保重五郎が新しい桃の品種「白桃」をつくりました。その名のとおり白っぽい色をした桃です。強い甘みと、ねっとりした食感から「最高の水蜜桃」と注目され、栽培が広まりました。
現在、日本で栽培されている桃のなかで中心的な存在となっている品種の多くは、この「白桃」がルーツとされています。
1932年(昭和7年)には、岡山県で植物の品種改良を行っていた西岡仲一によって、新しい桃の品種「清水白桃」がつくられました。「清水」とは岡山県岡山市にある地名で、ここで発見されたことから「清水白桃」の名前が付いたそうです。
清水白桃は香りが豊かで甘みが強く、やわらかい食感が特徴で、白桃のなかでも「桃の女王」と呼ばれているそうです。
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