キャスターの辛坊治郎が9月5日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。今年上半期の出生数が40万人を下回ったことについて、「人口問題こそ日本最大の問題」と指摘した。
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※イメージ
厚生労働省が4日、人口動態統計の速報値を発表し、今年の上半期に生まれた赤ちゃんの数は38万4942人だったことが分かった。上半期で40万人を下回るのは2000年以降初めてで、新型コロナの影響で感染の不安などから妊娠を控えるケースもあったとみられる。
辛坊)これは日本にとって最悪のニュースですね。私たちの世代もそうですが、1年間に生まれる赤ちゃんは多いときで200万人を超えていました。それが今年、上半期だけで40万人を下回ってしまいましたから、年間でも80万人を下回ってしまうのではないでしょうか。ピーク時の3分の1くらいに減る恐れがありますね。
子供たちをターゲットにしている、ありとあらゆる商売が今、行き詰まり始めています。日本の将来を決めるのに、人口のファクター(因子)は大きいです。中でも労働人口のファクターは非常に大きいです。それなのに高齢者ばかりが増えていて、高齢者を支える現役世代がどんどん先細りしています。日本の将来にとって、こんなに大きなニュースはないです。
人口問題こそ日本最大の問題です。だから、何とかしなければならないのだけれども、政治に何とかしようという姿勢が見られません。コロナの騒動が原因で若い男女が出会う機会が減り、本来ならば生まれてくるはずだった子供がいったい何人生まれてこなかったのか…。コロナで亡くなった人の数よりも、コロナの騒動のせいで生まれてこなかった命のほうがはるかに多いと思いますよ。政治には何とかしてほしいですね。