11月4日(金)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週金曜21:00~21:30)が放送。ゲストにスポーツクライミングの新星・大政涼(20)が出演した。大政は、15mの壁を登る速さを競う「スピード」種目で今年6~7月の間に日本記録を3度も塗り替えた逸材。東京五輪でスポーツクライミングは「ボルダリング」「リード」「スピード」の3種目複合で行われたが、パリ五輪では「スピード」が独立して行われる予定の中、大政はまさに“スピードスター”としてすでに期待されている。
今回、大政自身の体の秘密について語った。
指先でホールド(壁の突起)をつかみ続けるあまり、マメがしばしばできることもあり、そのマメはやすりで削っているという。それを繰り返した結果、現在、大政の手の指には“指紋がない”。
青木:えっ?ちょっと手を見せてください。
大政:登りすぎて、(指紋が)なくなる時があるんですよ。
青木:…ないですよ。
大政:ぼくはまだある方です。
青木 これでまだあるんですか!?
今回特別に大政自身から許可をもらい、その指先の撮影に成功。
間近で指先を撮影すれば普通は指紋も写るが、大政の指先に指紋らしきものは確かに見当たらない。
絶句した青木は「人形のようなトゥルンとした指」と表現。
ちなみに大政の指はスマートフォンの指紋認証に反応しないことも多く、そのため顔認証にしているという秘話を教えてくれた。
そんな大政、岩などを見ると登りたくなってウズウズしてしまい、突起が1cmあればどこでも登れるという。
また、「スピード」で壁を登っていく際、ホールドはつかむというより、弾いていくような感覚、と独自の視点でも語ってくれた。