経済アナリストのジョセフ・クラフトが11月15日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。プノンペンで行われた日米韓首脳による共同声明について解説した。
北朝鮮の核・ミサイル開発に対し、日米韓首脳が共同声明
飯田)日米韓首脳会談がプノンペンで行われ、北朝鮮のミサイル情報に関し、3ヵ国で「データをリアルタイムで共有へ」という共同声明が出されました。
クラフト)日米韓の連携は重要ですし、3年ぶりに日韓首脳会談も行われたということで、意義のある会談だったのではないでしょうか。
Jアラートによる避難は難しい ~その認識の上でリアルタイムの精度を向上させる
飯田)Jアラートの問題も指摘されていますが、警報の出し方など、常にブラッシュアップしていかなくてはなりませんか?
クラフト)そう思います。あとはあり方です。Jアラートによって避難できるものではないと思うのですよね。10分程度しかないのですから。
飯田)そうですね。
クラフト)なるべく窓から離れるなど、心の準備くらいしかできないと思います。あまりJアラートに多くを求めるのも厳しいのではないでしょうか。
飯田)外にいて、周りに何もない状況であれば、伏せる以外に方法がないかも知れない。ただ、伏せることによって防げる被害もありますからね。
クラフト)まったく状況を知らずに着弾するよりはいいと思います。ただ、現実的に避難は難しいということを皆さんが認識して、その上でJアラート等でのリアルタイムの速報の精度をよくすることが重要だと思います。
欧米では大きな音がすると反射的に伏せる ~銃社会ではない日本ではその習慣がない
飯田)欧米では大きな音がするとみんな伏せますが、日本からの観光客は伏せないと聞きます。
クラフト)安倍元総理の銃撃事件のときも同じことが言われたのですが、逆に言うと、日本の治安がいかにいいかということでもあります。
飯田)日本の治安がいいから。
クラフト)アメリカ人のDNAには、そういう音がするとすぐに「銃だ」と思う反射神経があります。逆に日本では、そういう事件がいかに少ないかということの表れだと思います。
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