朝鮮半島情勢に詳しい、龍谷大学・李相哲教授が11月15日(火)、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから45年、北朝鮮の現政権が拉致問題についてどう考えているのかを問われ「彼らの関心からかなり遠ざかっている」とその理由を明かした。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
1977年11月、当時中学1年生だった横田めぐみさんが、新潟市内にある学校から帰宅途中に、北朝鮮に拉致されてから15日で45年が経った。2002年に小泉純一郎総理大臣(当時)が訪朝し、北朝鮮が日本人拉致を認めて謝罪。5人の拉致被害者が帰国して以来、目立った進展はない。
この拉致問題を、北朝鮮の現政権がどう捉えているかについて李教授は「まったく関心ないでしょう。現政権が一番必要とするのはお金や制裁緩和。しかし、日本はこの両方とも金正恩に何かできることはない。日本側が拉致問題解決の代わりに、国交を正常化してお金を北朝鮮に一部支援するというシナリオもあるが、いま国際制裁が続いているなかで金正恩が先に日本と話し合っても、まったく状況を打破できない。金正恩からすると日本と話し合う動機がまずない」と言及。日本単独では国際制裁を解除できず、資金支援も望めないという北朝鮮側の見方を述べた。
そのうえで、北朝鮮の関心は「アメリカが制裁をいつ解除してくれるか、その一点だけ。拉致問題などは彼らの関心からかなり遠ざかっている状況」と語った。
■番組タイトル:ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』
■放送日時:毎週 月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
■パーソナリティ:辛坊治郎
■アシスタント:増山さやかアナウンサー(月~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)
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