ドラマ『37.5℃の涙』を観た中学生から、「病児保育士になりたい」と電話が

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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(12月4日放送)に、認定NPO法人フローレンス会長の駒崎弘樹が出演。フローレンスの取り組みについて語った。

ドラマ『37.5℃の涙』を観た中学生から、「病児保育士になりたい」と電話が

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

自見はなこ:フローレンスの取り組みの1つである、病児保育についてお聞かせください。

駒崎:子どもが熱を出したとき、保育園に代わってお預かりするのが「病児保育」です。子どもの熱が37.5℃を超えると預かってもらえないため、働く親御さんは困ってしまいます。そこで、風邪や熱のある子どもを診る専門のベビーシッターがご自宅を訪問し、お父さんやお母さんが帰ってくるまで看病しながら保育します。これが我々の訪問型病児保育です。現在、全国最大の病児保育の団体になっています。

自見:訪問型というのがいいですよね。安心感があります。病児保育を立ち上げたとき、厚生労働省がヒアリングに来たのですか?

駒崎:厚労省の方が来られて、「マニュアルを見せて下さい」と言われました。その数ヵ月後、新聞の一面に「病気のときに助けに行きます! 厚労省がこういう事業を始めました」と。国にパクられて広がっていきました(笑)。

自見:先進事例だったということですね。

駒崎:一言ぐらい言ってほしかったですね(笑)。民間が何かを行えば、それがモデルとなって世の中が変わっていくということを体感できました。

自見:駒崎さんによるフローレンスの病児保育の取り組みがモデルとなり、漫画化、そしてドラマ化されたそうですね。

駒崎:たまたま利用者の方に少女漫画家さんがいらして、『37.5℃の涙』という作品になりました。小学館漫画賞を受賞され、ドラマ化もされました。ドラマを観た中学2年生の女の子がフローレンスに電話してきて、「私は将来、病児保育士になりたい」と言ってくれたのです。当時は病児保育士という名前も知られていなかったので、大変うれしかったです。

番組情報

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト

毎週日曜 6:04-6:13

番組HP

この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)

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