バスケットは……お好きですか?
突然失礼しました。ニッポン放送アナウンサーの内田雄基です。
「うちだ」ではなく「うちた」です。文章で書くと紛らわしいですよね。スミマセン……!
さて、みなさん、映画『THE FIRST SLAM DUNK』はご覧になりましたか?
私はもちろん観に行きまして……非常に感動いたしました!(ネタバレしてはいけず、多くを語ることができないのが残念です)
実は、私はバスケットボールに育ててもらったといっても過言ではありません。小、 中、高と青春時代はすべてバスケに捧げてきました。ポジションはガード(スラムダンクでいうと、宮城リョータ、三井寿のポジションですね)。大学の同好会時代も合わせると、これまで約14年プレーしてきました。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』をご覧いただいた方は、きっとこう思っているはずです。
「バスケ、観てみようかな」と。
そこで今回はバスケ大好きアナウンサーの私内田が、バスケの世界へご案内いたします。
ぜひ最後までお付き合いください!
バスケを楽しみたいなら、まずはNBAで!
バスケを楽しみたいなら世界最高峰「NBA(National Basketball Association)」に触れてほしいと思います。
日本国内で開かれているBリーグや高校バスケも非常におもしろいのですが、やはりNBAは圧巻です。
NBAのすごさはなんとなくご存知かもしれませんが、選手の名前やチーム名までとなると「……う~ん」となったり、どの試合から観始めたらいいのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、実際の試合を観る前に、“ある作品”を観ていただきたいです。それが……
「マイケル・ジョーダン」という名前は、NBAのことを知らない方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
“バスケの神様”と言われ、NBAのスポーツとしての格を今の位置まで押し上げた、NBA史上最も偉大な選手。この作品は、そんなマイケル・ジョーダンのドキュメンタリーです。
マイケル・ジョーダンという前代未聞のスターの台頭によって黄金期を迎えた1990年代のシカゴ・ブルズ。わずか7年で3連覇を2回、6度のNBA優勝を果たしました。この作品では、2度目の3連覇がかかった97-98シーズンのブルズを中心に、ジョーダン、もうひとりのエース・ピッペン、問題児・ロッドマンらが、当時を振り返っていきます。
ファン垂涎のメンバーによる黄金期の裏話がたまらないのですが、この作品の魅力は、NBAを全く観たことない人でも、マイケル・ジョーダンのすごさ、さらにはNBAのおもしろさをしっかり感じることができることです
(スポーツに興味がない私の上司が、一気見したというのが何よりの証拠です!)
そして、いまNBAに興味を持ち始めている方に、この作品をおすすめする最大の理由は、私にとって「NBA=マイケル・ジョーダン」だからです。
弱小だったシカゴ・ブルズを若手のうちから牽引し、人並外れたジャンプ力と強靭なメンタルが生み出す強気なシュートを武器に、当時のスター軍団だった、ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・レイカーズの選手たちと戦う姿は多くのファンの心を掴みました。
弱小から、中堅、そして強豪へ。90年代の黄金時代の彼のプレーはエンターテインメントそのもの。彼のプレーを見るため、試合の度にチケットは売り切れ、アメリカ全土だけでなく、地域を超えてヨーロッパや日本でも中継されるほどになり、気が付けば、ジョーダンは「バスケの神様」と呼ばれるようになっていくのです。
コートの外での影響力も、まさに神様。彼が履いていた赤と黒のシューズ「ナイキ エアジョーダン」は、ファッションアイテムとして、若者の文化になくてはならない存在になりました。
実は、当時白色のシューズ以外はルール上認められず、「ナイキ エアジョーダン」を履くことは許されませんでした。しかし、ナイキはこのシューズを流行らせるため、毎試合5,000ドルの罰金を支払う代わりに、ジョーダンにこのシューズを履き続けるようお願いしたと言われています。ジョーダンの人気と、ナイキの反骨精神から、いつしか「ナイキ エアジョーダン」は、アメリカの少年たちにとって憧れのシューズとなっていきました。
彼の伝説を話始めたらキリがないですが、マイケル・ジョーダンを知れば、NBAの文化・背景、そして魅力を一気に知ることができるといっても過言ではありません。NBAへの理解を深めるのなら、この作品で決まり。
マイケル・ジョーダン、NBAを知るにはこれ以上ない作品がこの「マイケル・ジョーダン:ラストダンス」なんです!
NBAを視聴するなら「NBA Rakuten」で
さぁ、NBAに興味を持ったら、あとは視聴するだけ。NBAの試合は、楽天グループが運営する日本国内向けNBA配信サービス「NBA Rakuten」でスマホやパソコンでいつでもどこでも試合を観ることができます!
以前はテレビでの中継も月1〜2回。衛星チャンネルを登録していないと観られなかったんですよ……だから、私はハイライト番組と雑誌で情報を集めていました。それが今はスマホで観られるし、各チームの情報もSNSで入手できますからね。「いい時代になったなぁ……」としみじみ感じます。
海の向こうの世界の話だと思っていたNBA、実はとっても身近になってきています。ぜひ軽い気持ちで楽しんでみてください。
あっ、そして、もうひとつ! もし、この「マイケル・ジョーダン:ラストダンス」を観たら、その後にもう一度『スラムダンク』を読んでみてください。
「あれ? このシーン……」「あれ? この選手……」「あれ? このユニフォーム……」
井上雄彦先生のバスケットボール、そしてNBAへの愛を感じられたら、もう立派なバスケファンです!
もう一度聞かせてください。バスケットは……お好きですか?