伝説的なスニーカー『エア・ジョーダン』~そのCMも伝説
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スニーカーが流行するようになったのは、1970年代後半。バスケットボールの人気とともに、いわゆる『バッシュ』(バスケットシューズ)がファッションアイテムとして大流行してから、一気に注目されるようになりました。
その後、1980年代にはNBA(米バスケットボールリーグ)のスーパースター、マイケル・ジョーダン選手と『ナイキ』がコラボレーションしたスニーカー、『エア・ジョーダン』の登場で、スニーカーは大変な人気となりました。
『エア・ジョーダン』の最初のシリーズ、『エア・ジョーダン1』が誕生したのは1984年です。当時、ジョーダン選手は『シカゴ・ブルズ』というチームで、チームカラーの『赤』と『黒』をあしらったモデルのシューズを履いてプレーしていました。
ところが当時、NBAには『白の部分の面積が80%以上のシューズを使用すること』という規則がありました。そのためNBAはジョーダン選手に対し、『規則に違反した場合、1試合につき、日本円で約50万円の罰金を徴収する』と警告しました。
それでもその罰金を『ナイキ』が代わりに払うということで、ジョーダン選手は『エア・ジョーダン1』を履いて、プレーを続けました。
さらに『ナイキ』は、『NBAはジョーダンにシューズの着用を禁止したが、君たち(消費者)が履くことを禁止できない』というCMを流したことで、『エア・ジョーダン1』は伝説的なシューズになりました。日本でも『エア・ジョーダン』や、同じ『ナイキ』の『エアマックス』の登場で、1990年代に爆発的なスニーカーブームが起きています。
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