受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』、今回は新潟県長岡市のローソク祈願で有名な「宝徳山稲荷大社」にやってきました。5色のカラフルなローソクを灯して、ランパンプスが受験生の合格祈願をします!
なんと11月2日に行われる10万本のローソクが立ち並ぶ神幸祭の日には「火の鳥」が目撃されるとか! その真相にも迫ります!
――さて、新潟県、宝徳山稲荷大社にやってきました。印象はどうですか?
寺内:いや、まず鳥居がデカい! 建物がデカい!
小林:敷地も広いですね。たまげた!
――それでは、さっそくですが、ローソク祈願をさせていただけるとのことなので、巫女さんに教えていただきながら祈願しましょう。
寺内:よろしくお願いします。
巫女:はい。お願いいたします。箱の中に10本のローソクが入っておりますので、こちらのお部屋で、まず5本立てていただいて、赤いロープの外側をぐるっと回っていただきます。次にまた向こう側に同じような部屋がございますので、そちらにも5本灯していただきます。
小林:左右に5本ずつですね。了解しました!
巫女:緑色のローソクから立てていただくのですが順番がございます。最初はすでに灯してある白いローソクから火をもらいます。その後、緑色のローソクに灯すのですが、その次の赤色のローソクは自分の緑色からもらいます。そんな形で順番にお願いいたします。
巫女:右側に5本、左側にも5本灯し終わりましたら、最後にお賽銭箱の前で二礼拍手一礼にて、お参りしていただきます。
小林:緑は学術増進ですね。みんなの受験が受かりますように!
寺内:紫の心願成就は「みんなの志望校がいい学校でありますように。 頑張れ、受験生!」と。
小林:それにしてもローソクがこれだけあると、めちゃめちゃ暑いですね。
巫女:それではあちらのお部屋に行きましょう。
寺内:こっちでも緑を白いローソクからいただけばいいですか?
巫女:はい。あちらと左右対称になります。
寺内:交通安全! 学術増進! 頭が良くなりますように!
小林:紫は「自分の好きなことをして生きたい」って祈っちゃった。自分のことばかりでごめんなさい。
寺内:なら、一応僕も、自分の為にもね。2023年こそもっと売れますように(笑)!
――さて、それでは宝徳山稲荷大社の神職の鷲頭さんにお話を聞いてまいりましょう。
鷲頭:宝徳山稲荷大社を御参拝いただいてありがとうございます。
寺内:こちらこそありがとうございます。吉本興業のランパンプスと申します。
小林:よろしくお願いします。早速ですが御由緒をお聞かせいただけますか?
鷲頭:宝徳山稲荷大社は縄文の昔から連綿とこの地にありまして、すごく歴史が深いんです。
寺内:縄文時代!!
鷲頭:全国でもトップ5に入るであろう大きい社殿と、これだけの広大な敷地を有して、ここまで歴史が深い神社というのは類を見ません。それだけたくさんの方の崇敬を集めて、ここまで続けてこられたという非常にありがたいお話でもありますね。由緒は、縄文の昔まで遡ります。古記録によると「殷帝大王(いててのひみこ)」という大名がこの辺りを治めており、「物部美万玉女命(もののべのみのわひめのみこと)」に命じて「瓊名(ぬな)の里」に「日の宮のみやしろ(宝徳山稲荷大社の前身)」という小さな社を建立したことから始まります。奥宮のある山の上は、非常に作物の実りがいい黄金色の広大な敷地があったと言われています。そこに神様が降臨されて、神社を立てたのが、宝徳稲荷大社の始まりです。
寺内:なんだか建物も歴史もスケールが大きすぎますね(笑)。
小林:そういえば先ほど、夏と冬で違うところがあるって聞いたんですけどどういうことなんですか?
鷲頭:非常に珍しいんですけれども「遷宮」と言って、数年~何十年に一度神様の引越しを行う神事がありますが、この宝徳大社は、それを半年に一度、内宮殿と本宮殿で行っています。
寺内:えー! 忙しすぎる! その都度、大掛かりなんですか?
鷲頭:古えの時の神様との契約によってそうなっているということで、まあ非常に大変なんですけれども(笑)。
小林:飽きしょうなのかな(笑)?
鷲頭:まあ大変は大変なんですけれども、もう毎年のことなので慣れております。
小林:宝徳山稲荷大社の見所を教えていただけますか?
鷲頭:まず、これだけの規模の社殿を有しているのは非常に珍しいですね。あとは、なんといっても「ローソク祈願」ですね。お二人も先ほど、されたと思いますけれども、参拝の際に5色のローソクを灯してお参りする習わしがあります。
小林:ローソク祈願はいつごろから始まったんですか?
鷲頭:記録に残ってないぐらいの昔から行われていました。
小林:その時から5色だったんですか?
鷲頭:基本的にはそうですね。5色それぞれに健康や商売繁盛などの意味があるので。あとは非常に有名なのが11月2日にある神幸祭ですね。その様子がこちらになります。
寺内:これはすごいお祭りだ!
鷲頭:神幸祭の際には、最大で10万本以上のローソクが灯った事もあります。11月2日の深夜に、この特別なローソクに自分で願いを書いて火を灯します。その時には全国から「八百万の神々」がこの宝徳の地に集まるとされています。
小林:G7サミットみたい(笑)。
鷲頭:そうですね(笑)。今年ではなく「来年の人々の幸せや不幸せ」を決める会議をなさっていると言われています。
寺内:そんなことが行われているんだ! 知らなかった。ということは11月2日の深夜は、他のところの神様は留守になさっているんですか?
鷲頭:そういう謂れもありますが、神事ですからね。
寺内:出雲大社にもそんな謂れがありますよね?
鷲頭:一説には出雲に向かう途中にここに寄られるという話も伝わっております。まあ神々のことですからね。
寺内;きっと高速移動もできる(笑)。
小林:これだけローソクがあると11月でも暑そうですよね? さっきのお部屋でも充分暑かったし。
鷲頭:とにかく、たくさんのローソクが灯っているので、衛星写真にも映ると言われてますね。
寺内:衛星写真で「東京は明るく見える」みたいなことありますもんね。てことはそれくらいの規模なんだ! そうだ! 来る途中に調べたんですけど「火の鳥」が見えるって噂……というかネットに実際に画像まで上がっていたんですけど、あれはどういうことなんですか?
鷲頭:それをご覧になる方もたくさんいると言う話を聞いてます。公式に「火の鳥が見えるお祭」としてはないんですけれども、心が清らかな方だったり、信心が厚い方は、その信仰心で御神使としての「火の鳥」をご覧になることが多いです。
小林:ちなみに見たことあるんですか?(小声)
鷲頭:実は子供の頃はよく見ていました。
小林:なんで大人になって見えなくなったんですか(笑)!
鷲頭:それはですね……大人になってからはその日は室内で神事を行っているからです(笑)。
小林:良かった! 心は清らかだけど、物理的に見える場所にいないってことなんですね(笑)
寺内:11月2日以外に火の鳥を見る人はいないんですか?
鷲頭:それが、その日の0時前後の限られた時間だけなんです。
寺内:なんかすごい話だなー! 実際に多数の人が目撃してるんですもんね。
小林:受験生におすすめの参拝の方法はありますか?
鷲頭:宝徳山稲荷大社は、祈願社としてすごく有名なんです。神社は全国に八万社ぐらいあるんですけど、どの神社も御祈願はされているんですが、祈願が叶うとして有名な神社は多くはありません。そういう意味合いで宝徳山稲荷大社というのは非常に昔から崇敬を集めている祈願社で、願いが叶った人が多くいるから、またリピートして来てくださる方が多いのです。なので、御祈願されるのが本来一番良いですね。学業増進の祈願や、試験合格そのもののご祈願もあります。ただ、やはり一番人気なのは、ローソク祈願ですね。11月に行われる神幸祭は来年のお願いする祭ですから1月から3月にかけて入試が行われますので11月にこちらにいらして、ご自身の合格祈願の御祈祷をし、ローソクにもしっかりと願いを託される方は多いです。
小林:ラストスパートに向けてですね。ちなみにその際のローソクには字が書けるということは、今日、僕らが祈祷させていただいた5本のものよりも大きいんですか?
鷲頭:24時間燃えられる大きさになっています。それと「お願いをする」ということはですね。単純に「叶ったらいいな」ということでなくて「神前にて誓いを立てる」という意味があります。「神様、私はこのお願いをするにあたって精一杯の努力をしますので、足りない最後のところに御神力をいただきたい」と、その誓いなんです。ですから、まず、ローソクを立てて参拝し、その誓いを持って心静かにして合格祈願を受けます。受験生のご参拝者の皆さんにも、まずは「人の努力の上に神様の力が降りてくる」という話をさせていただいて、その上で一生懸命御祈願させていただくということで、いつもご案内しています。
寺内:確かにセンター試験で祈願してサイコロ降って入りました、はできないですもんね(笑)。
小林:それじゃ神の力がエグすぎるって(笑)。
鷲頭:また普段の参拝であれば、三宮(さんぐう)参りという一番良いとされている参拝方法があるのですがよろしければどうですか? 今、いるのが内宮で、ここでお参りしたあとに、一ノ宮にてお参りし、奥宮をお参りするといった三宮を周る参拝方法になります。こちらをされると「霊験あらたか」になると言われていますよ。
寺内:是非、三宮参りをさせていただきたいです!
鷲頭:奥宮には「縄文杉の化石」があって、俗な言い方をすると「パワースポット」になっています。縄文杉を拝んでから幸運が続いたという話もよく聞いております。
寺内:色々歴史が深い神社には行きましたが「縄文時代」って初めて聞きました。それでは三宮参りをさせていただきます! ありがとうございました。
巫女:こちらが一ノ宮になります。
寺内:ここが一ノ宮! めっちゃ狐と狛犬に見られてる!
小林:アクションゲームだったらここ通ると襲われる場面だよね(笑)
巫女:奥宮にはその山を登って行くのですが、お時間大丈夫ですか?
寺内:遠いですか?
巫女:15分ほどみていただければ――。
小林:――車で行きます(笑)!
寺内:狭いですが一緒に車乗られますか?
小林:巫女さんと車乗るって初めて。こら! 何を撮ろうとしてるんだよ! 「巫女さん車に乗せちゃいました」を撮ろうとするんじゃないよ(笑)。
寺内:でも今まで神主さんに話を聞くことがあっても、巫女さんにお話を聞いたことなかったよね。一つ聞いてみたいことがあるんですけど、小さい時はクリスマスのお祝いってしてました?
巫女:小さい頃はしてましたね。
寺内:でもやっぱり大人になってこの仕事就かれると「サンタさんサンタさん」てあんまり言ってられなくなるんですか?
小林:そもそも大人は「サンタさんサンタさん」って誰も言ってないでしょ(笑)。
寺内:え? 僕はまだ信じてるんですけど?
小林:気持ち悪いな。
巫女:「サンタさんサンタさん」とは言ってはないです(笑)。奥宮に着きましたよ。
寺内:飛行機の格納庫みたい(笑)。
小林:トム・クルーズがここから出てきて違和感がないよね(笑)。
巫女:こちらが旧奥宮になります。
小林:デデッデーデデッデー♪(笑)。(トップガンのテーマ)
寺内;この舞台はなんですか?
巫女:神幸祭のときに神楽舞を行う舞台になります。
寺内:神楽舞? じゃあ舞われるんですか?
巫女:私は一昨年に舞いました。その時は二人で舞ったんですが、一人で舞う時もあります。
小林:プロレスとかもできそうですね(笑)。
巫女:この祭壇でワンカップのお酒をお供えして、この端に赤と白の蝋燭を立て、二礼二拍手一礼をします。
寺内:あっちにある奥宮の奥の奥宮はなんですか(笑)?
巫女:こちらは奥宮祠になります(笑)。
小林:他がデカすぎるから可愛らしいこじんまりとした祭壇に感じますね。そういえば縄文杉の化石があるんですよね?
巫女:こちらになります。
寺内:化石の感じがしないな。木のまんまに見える。ダメだって書いてあるけど、手の届く範囲だから触りたくなるかも(笑)。
小林;はい、そこまで!
寺内:実際には触らないから大丈夫だよ(笑)。それにしても一億五千万年前の木だと思うとすごいよね。
小林:あちらの大きな建物はなんなんですか?
巫女:あの正面の建物は新奥宮になります。11月の神幸祭の為に建てられた場所になります。登れることは登れるのですが、門は開いていないので中には入れるのは11月2日のみです。
寺内:でも、一応上りますか! 景色もよさそうだし。
寺内:近づくとデカい! すげーな!
小林:大きすぎて距離感がバグる! なんじゃこりゃ! ガンダムじゃん。
寺内:でけーかっけー! これでローソクが並んでいるときに来たら、もう怖いくらいだね。
小林:えっと、さっきの奥宮で三つでしたっけ?
巫女:はい。三宮参りのルートは終わりですね。
小林:ありがとうございました。それにしても東京で見れるスケールの神社じゃないですよね! 全てに圧倒されました。
寺内:本当に貴重な体験でした。建物めちゃくちゃデカいし、お土産でお酒一人一升もらえるし、規模がバグってる(笑)。その分、めちゃくちゃパワーもらえましたね。
小林:うどんももらえたし。
巫女:稲荷神社というのは、食物とお金の神様に神前に食物を捧げてお願いをします。そして御祈願を受けられた方には、直会として神様に捧げたお供物をそのままお渡ししてお持ち帰りいただいております。
寺内:普通にもらえるよりもご利益がありそうな気がしますね。また、お酒がなくなった時に来させていただきますね。
小林:いいね!
寺内:いや「いいね!」じゃないんだよ(笑)。あと、5色のローソクっていう今まで経験したことない文化に触れられたのが新鮮でしたね。
小林:地域にずっと愛されてる神社で、皆さんの生活の一部になってる感じが伝わってきたよね。
寺内:やっぱり11月2日の神幸祭には来たいと思いました。
小林:あのローソクは実際に見たらとんでもなさそうだよね! 火の鳥も見てみたい。
寺内:あなたには見れないかもしれないけど、僕はきっと見えると思う。信じてるから。
小林:サンタさんみたいに言うな!
宝徳山稲荷大社は広さ、建物の大きさ、歴史の深さ、ローソクの多さ、などいろいろスケールが大きすぎる神社でした。5色のローソク祈願や、10万本ものローソク立ち並ぶ神幸祭など見どころ満載なのでお近くに立ち寄られた際は、是非、ご参拝してみてください。心が清らかならもしかしたら「火の鳥」が見えるかも?
さて、次回の『おうえんしナイト』は応援隊長ランパンプスが新潟県新潟市のアニメ・マンガ学部のある大学、「開志専門職大学」を徹底取材してまいります。ご期待ください!
<宝徳山稲荷大社>
住所:〒949-5414 新潟県長岡市飯塚870番地
HP:https://www.houtoku.or.jp
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