受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
受験生を応援するため全国各地を飛び回る『おうえんしナイト』!
福岡県にやってきた今回、お伺いする大学は福岡県福岡市にある女子大「福岡女学院大学」です。創立138年の歴史ある女子大で、一般大学と女子大の違いや、その進路などランパンプスが掘り下げます! 女子大ならではの学食メニューもお楽しみに!
――それでは早速ですが、校内に入って入試広報課の土井誠(どいまこと)さんにお話しを聞きに行きましょう。
小林:吉本興業のランパンプスと申します。本日はお忙しい中、ありがとうございます。
土井:入試広報課の土井誠と申します。よろしくお願いいたします。
小林:まずは福岡女学院大学の創立の歴史などを教えていただいてよろしいでしょうか?
土井:本学院は今年で創立138年になります。
小林:めちゃめちゃ長い!
寺内:明治だ!
土井:1885年(明治18年)にアメリカ人のジェニー・ギールという女性の宣教師が日本に来られ、まだ福岡に女子教育施設がなかったことから「女性にも教育を」ということで福岡の天神に建てられた「英和女学校」が福岡女学院の始まりです。今、私たちがいる大学に関しては1964年に短大ができ、1990年に大学が開設されました。この曰佐キャンパスには、幼稚園、中学、高校、大学、短大、大学院があります。また古賀市のキャンパスには看護大学を有する大きな学校法人となっています。
寺内:幼稚園も中高も女学生なんですか?
土井:幼稚園だけは男の子がいるんですよ。名前は福岡女学院幼稚園なんですが。
小林:そういえばさっき見かけました! 小学校はないんですか?
土井:現時点では小学校はなくて、幼稚園の次は中学校になります。
小林:福岡女学院大学ではどういった所に力を入れてるんですか?
土井:まず「学院」と名前がつくので、本学はキリスト教系の学校なんですね。
寺内:「学院」ってそういうことなんだ!
土井:そうなんです。例外はありますが、学校名に「学院」とつくのはキリスト教系のことが多く、本学はメソジストという教派で「キリスト教教育」を行っています。学内にはギール記念講堂(チャペル)という礼拝を行う場所があるのですが、学生は時間割の中に「チャペルアワー」という礼拝を受ける時間があります。また、必修科目にもキリスト教に関する授業が入ってきますので、それが特徴の一つですね。あとは語学教育です。本学は外国人の宣教師が建てた学校なので、ずっと英語教育を大切にしてきました。戦時中の弾圧を受けながらも守ってきた伝統でもあり、今でも「日本語厳禁で、英語でしか話してはいけない施設(イングリッシュラウンジ)」があったり、習熟度に合わせた英語教育をどの学科でもしています。外国人教員も多くて、留学にも力を入れていています。
寺内:学科問わず英語教育をしているんだ!
土井:キリスト教教育と英語教育の2つが大きな柱で、他にも、約7割の授業を30人以下の少人数制で行っています。
寺内:僕らの世代だと大学って大きい講義が中心ってイメージがありますよね。
土井:それと「アドバイザー制」という制度も特徴です。先生達が必ず学生一人ひとりの成績や状況を見て「ちょっと心配かな」と思えば声をかけてあげますし、何か困ったことがあれば、いつでも相談に乗っています。
小林:大学にアドバイザーの先生がいるってことは教員の数とかも多そうですね?
土井:学生数の割には多いと思いますね。
寺内:アドバイザーは教授がやってるんですか? それともそれ専用の先生がいらっしゃるんですか?
土井:教授たちがやっています。
寺内:ええ! そりゃすごい!
土井:学科長や学部長含め、皆でやっているんです。
寺内:学部長もアドバイザーを! 優しい! 隣人愛ですねー。
土井:まさしくそうなんです! 福岡女学院では「繋がり」を一番大切にしていますので「私はぶどうの木、あなた方はその枝である」というキリストの言葉を学院聖句としていて、校章も「葡萄」をモチーフにしています。
寺内:さっき、パネルがあって顔をハメてきました(笑)。あと一つ余っていたので、あとで土井さんも一緒にハメてもらえますか(笑)?
土井:もちろんさせていただきます(笑)。この「ぶどうの木=繋がり」というのが本学の教育の根源でもあるので、福岡女学院大学では繋がりを大切にしています。
寺内:教授たちがアドバイザーをやるっていう「繋がり」は温かいですね。
土井:珍しいとは思いますが、学生はどうしても困ることが多いですからね。就職活動もそうですけれど、困ったときに手助けしてあげられるようにしています。
小林:女子大とその他の大学と「こういうとこが違うな」っていうのはあるんですか?
土井:まずは、女性ならではの悩みに対して個別に対応ができるっていうのが大きいところですね。後は、誰もがリーダーになれるっていうのはよく言われることでして、例えば、高校の時でも大学でも、グループ活動すると高確率で男性がリーダーをしちゃうんですよ。
寺内:確かに!
土井:頑張る女の子もいるんですが、やはり女の子がサブに回ることが多いんです。そういう図式は未だに残っていると思うのですが、女の子しかいないとなると、グループ活動のリーダーもですが、文化祭の準備だって、テントからなにから力仕事も全部女の子がしなきゃいけない。そういうところは共学だとできないかもしれないですね。
寺内:男子トイレはやっぱ少ないですか(笑)?
土井:少ないです(笑)。ただ、それで言うとパウダールームなど女性が使うところは結構手厚いかもしれません。
小林:女子大で働いている男性の方って、周りが女性ばかりだから、見た目とかにも気を使いますねよ? 不潔だと絶対嫌われるし。
土井:間違いなくそうですね。学生たちに嫌な気持ちでキャンパスライフを送ってほしくはないので、男性教職員もなるべく身なりには注意していますね。
寺内:僕たちがここに来るときに、エレベーターを使わせてもらったんですけど、その時に男性職員さんがめちゃくちゃジェントルマンだったんですよ。階数を聞いてくれたり、扉を抑えてくださったり、かっこよかったなあ。
土井:そういうところはしっかりしろと言われてますので。
寺内:学部や学科はどんなふうになっているのですか?
土井:大学に「人文学部」「人間関係学部」「国際キャリア学部」の3学部・7学科があって、短期大学部に1学科を置いています。
寺内:すごい細分化されてるんですね!
小林:一学年に何人ぐらいの学生さんがいるんですか?
土井:募集定員は、大学短大合わせて660名となっています。
寺内:多いな!
土井:なので在学生数も2,000人を軽く超えることになります。現学長が教育現場での経験が豊富なことから、教育分野にも力を入れていて、英語教育としてのTOEICのほかにも、教員免許や保育士などの資格取得や、教員採用試験にも力を入れています。
寺内:本当だ! 中学校教諭合格率100%! すごいですよ。中学教諭採用試験だって結構厳しいから!
土井:学生たちが頑張ってくれているんです。
小林:これ下げたくないですね。「100%です」って言いたいですもんね。
土井:ちなみに特別支援学校の採用も昨年度は100%なんです。
小林:「学校の先生になりたいです」と入学する方も結構いらっしゃるんですか?
土井;最近増えていますね。特に、人間関係学部の子ども発達学科では心理学をベースに教育について学びます。短大や専門学校でも資格を取れるのですが、本学が四年制大学で学んでいく上で、心理学をベースに、その子供の支援だけでなく保護者のカウンセリングもできるようになってほしいので、4年間を費やしてもらっています。
小林:ただ資格を取れるだけじゃなく、もっと上のレベルでの学びを実践されているんですね。
土井:そこが本学の特徴ですし、人気と言われる理由の一つになっています。
小林:普段どんな感じで学生さんは過ごされてるんですか?
土井:ちょうどここの125周年記念館で言うと、3階にメディアデザインラボという教室があって、メディア・コミュニケーション学科がよく使うんですが、パソコンが全てMacで揃えてあったり、3Dプリンターから撮影機材まであるんです。そこに来る学生は多いですね。
小林:歴史があって尚且つ、最先端なものもあるんですね。
土井:去年の3月にはミッションスポーツアリーナという新しい体育館ができましたね。
寺内:ちゃんとしたジムがある! え? ボルダリングもできるの?
土井:そうなんですよ。学生には自由に使ってもらっています。パウダールームもちゃんと備わっていて綺麗で使いやすいと思います。
小林:絶対汗臭くないですよね(笑)。
寺内:ちゃんとキリスト教感もあって、しかも、お洒落!
土井:あとは後ほど、ご案内させていただくカフェラウンジですかね。
小林:あ、飯が可愛い! ここ力入れなきゃ絶対クレーム来ますもんね。
土井:ランチは毎日メニューを変えています。あと、カフェラウンジにはパン窯があるので、毎朝焼きたてのパンが並ぶんです。
小林:……あ、カレーあるんだ。
寺内:カレーはあるよ(笑)。小林さんは、この企画ではカレーしか食べちゃいけないんですよ(笑)。よかったね。今回もあるよ!
小林:最後に受験生に向けて何かメッセージをいただけますか?
土井:「自分を信じて欲しい」です。もちろん勉強をしている時って、先生を信じて勉強して、友達を信じて一緒の方向を向いて努力して、家族を信じてバックアップしてもらうと思うんですけど、結局は自分が一番頑張っています。一番大切なのは「自分を蔑ろにすることなく信じてあげること」で、大学に合格したらそれこそ「自信」になりますし、その先の「大学で何を学ぶか」の活力になります。
小林:福岡女学院大学に入ったらもうバックアップしていただけるし!
土井:もういくらでも支援します!
寺内:教授がアドバイザーやってくれるし、パウダールームも綺麗だし(笑)
土井:就職先も幅広いので、エアラインでも、商社でも、公務員でも目指すことがあればサポートします。受験生には「自分を信じてあげて」と言う言葉だけは残しておきたいですね。
寺内:ありがとうございます!
――それではお腹も空いてきたと思いますので、カフェラウンジに向かいましょう!
土井:本日ご用意させていただいたのは「照り焼きハンバーグランチ」と「カレーライス」です。
寺内:カレー美味そう! ハンバーグもロコモコ風でお洒落! いい匂いがする!
小林:さっきも言ったけど、飯が可愛い!
小林:それではいただきます! どんな味なんだろう?
小林:グリーンカレーかと思ったらバターチキンカレーだ! 美味い!
寺内:辛いですか?
小林:いや、結構みんな食べれるぐらいの辛さだと思う。僕、辛いのがめっちゃ苦手なんですけど、そんな人間が「美味しい!」って思うMAXの絶妙な辛さ! これは美味しい!
寺内:美味そう! カレー食べたいなあ。
小林:お前はいつもいろんなの食えるだろ!
寺内:それでは僕もいただきます。
寺内:目玉焼き乗った照り焼きハンバーグですね。これは美味そうだ!
小林:なんでサラダから食べるんだよ! 今は健康に気を使わないでいいんだよ!
寺内:あ、このサラダあんまり肉の味しないです。
小林:黙れ! 「あんまり」ってなんだよ! きしょいわ!
寺内:ハンバーグをご飯と一緒にいただきます。うわ、美味しい!
小林:どのぐらい?
寺内:八合目! 富士山の!
小林:高いねー(笑)。
寺内:学食では最高峰かもしれない。 なんかでも、ヘルシーな感じの何かが入っています。お魚? つみれみたいな味もする。
土井:お肉しか入ってないですね(笑)。
寺内:すいません(笑)。でも女子も気兼ねなく食べれそうな優しいお味。美味しい。女子大でハンバーグって人気なのかな?
土井:すごく人気のメニューですよ。
小林:そうなんだ。美味そうだもんなー。
寺内:照り焼きソースが美味しい! 土井さんも学食召し上がるんですか?
土井:はい。ハンバーグはよく食べますね。
寺内:ちなみにこれはいくらですか?
土井:400~500円くらいですね。
小林:両方ですか? 安い!!
土井:ちなみに最近は期間限定で「100円夕食」っていう100円で晩ご飯が食べれるメニューを始めたんですよ。
寺内:ええ!
土井:100円朝食はずっとやってたんです。朝食を抜かないでねって意味で。
寺内:優しい!
小林:得してるって感じするもんなー。御馳走様でした!
寺内:ごちそうさまでした。それでは最後に土井さん?
土井:はい?
寺内:ぶどうに顔をハメましょう!
小林:土井さん、ありがとうございました。
土井:こちらこそ!
次回の『おうえんしナイト』は福岡女学院大学取材の後編としてランパンプスが在校生と座談会する様子をお届けします。女子大生の本音に迫るインタビューをご期待ください!
<福岡女学院大学>
住所:〒811-1313 福岡県福岡市南区曰佐3丁目42-1
HP:https://www.fukujo.ac.jp/university
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