アメリカの「銃規制」は難しい 大統領が覚悟を決めて強制的に行わなければ

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経済アナリストのジョセフ・クラフトが7月4日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。米メリーランド州で起きた銃乱射事件について解説した。

アメリカの「銃規制」は難しい 大統領が覚悟を決めて強制的に行わなければ

※画像はイメージです

米メリーランド州で銃撃事件

飯田)アメリカのメリーランド州で銃乱射事件があり、2人が死亡、28人が負傷しました。毎年恒例の野外イベントが開かれていたそうです。アメリカでは、このような事件が絶えないですよね。

憲法修正第2条で自分を守ることが保障されていて、銃を規制することはできない ~ライフル協会の資金力と政治力

クラフト)この事件は大きく報道されていますが、実は毎週のようにアメリカ全土で、何らかの銃乱射事件が起こっています。アメリカ人として恥ずかしいばかりですが、銃規制を行うことは無理なのです。

飯田)無理である。

クラフト)憲法修正第2条で自分を守ることが保障されている以上はできません。ただ、機関銃のようなものは必要ないと思うので、そういう銃だけでも規制してもらえないかと毎年感じるのですが、やはりライフル協会が強いのです。

飯田)政治力がある。

クラフト)民主党のバイデン政権であっても、簡単に銃規制できないのが現状です。歯がゆいですし、怒りもありますが、どうしようもないですね。

飯田)「連続で発射するような銃は規制しようではないか」という話が、出て来ては消えてしまいますよね。

クラフト)毎回出るのですが、法整備は進みません。選挙でライフル協会などに反対されるのが怖いため、できないのです。大統領が「選挙で選ばれなくてもいい」と覚悟して強制的に進めない限り、難しい問題ではあります。非常に残念です。

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飯田浩司のOK! Cozy up!

FM93/AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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