キャスターの辛坊治郎が9月4日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム スペシャル ~関東大震災から100年 都市型震災に備える~」に出演。1995年に発生した阪神大震災を振り返り、「震災直後に」明かした。
関東大震災クラスの大きな地震が発生した際、迅速な避難などを喚起するためには情報の伝達が大きな役割を果たす。テレビやラジオ、インターネットなどツールが多様化する中、情報メディアは災害時にどのような役割を果たし、受け手側はどのような注意が必要になってくるのか―。
辛坊)関東大震災の際には、関東の新聞社はほとんど新聞の発行力を失ってしまいました。このため、関西で印刷し、東京へ列車で運んで配りました。しかし、震災の現場ではない関西で刷った新聞ですから、書かれている情報がどこまで正しいのか、読者は不安だったはずです。
阪神大震災の際には、神戸市などの被災地でテレビをつけると、大阪の放送局が流すのんきな番組が映り、かなり批判されました。被災者は当時、かなり怒ったわけですが、その一方で、この放送が見られてことによって、隣の大阪には普通の生活があるということが分かりました。これもまた、災害時の情報の重要性です。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)