10月8日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、亀による作品『バットゥータ先生のグルメアンナイト』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『バットゥータ先生のグルメアンナイト』をピックアップ。歴史上で非常に有名な旅行家を主人公とした物語となっている。
今回は吉田が、バーチャルライバーの社築(やしろ・きずく)をゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「主人公選びが面白すぎる」。
14世紀のモロッコから出発した旅行家のマンガなんて、ほかに読んだことがないと思うんですけど。イブン・バットゥータっていう、イスラム世界のめちゃくちゃ有名な旅行家がいて……。それって確かに読めば面白いんだろうけど、普段なかなか手が伸びないですよね?それをマンガにしてくれているんです。例えば、砂漠とかキャラバンとかを絵にするために調べてくれていて、すごく生々しく伝わってくるんですよ。どういうところが舞台かっていうと、ダマスクスっていう都市が出てきて。ギリシャから来た女の子が奴隷として売られているんだけど、歯が丈夫っていう理由でイブン・バットゥータ先生に買われるんですよ。
METAMUSE・西井万理那(パートナー):へぇ~!
吉田:おすすめポイントその2は「美味しそう」。
14世紀のアラビア世界の食べ物が、次々と出てくるんですよ。例えば、デーツとかナツメヤシとか、今でもアラビア世界でめちゃくちゃ親しまれている食べ物だったりして、どれが如何に美味しそうかっていうのが、絵で表現されてるんです。そういうグルメガイドみたいな感じの表紙になっているんですよ。
社築:うんうん。
吉田:おすすめポイントその3は「ギャグから歴史の真実に急角度で繋がる」。
ギャグから歴史の真実へのこの急カーブを、読みやすく描けているのがすごいの。もし劇画とかで描いちゃったら、重すぎちゃって読むのが大変だと思うんだけど。このイブン・バットゥータ、(作中では)今はダマスクスにいますけど、最終的にこの人、中国まで行くんですよ。まだ1巻が出たところなので、この先どうなるのか、めちゃくちゃ楽しみです。
『バットゥータ先生のグルメアンナイト』の魅力的な要素3つを語った吉田。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。