「うるち米」と「もち米」 なぜ粘り気があんなに違うの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月18日放送分のテーマは「うるち米・もち米」です。
私たちが普段よく食べている米は「うるち米」です。米の粒に透明感があるのが特徴です。
同じように、私たちが食べている米の1つ「もち米」は、餅や赤飯をつくる際に使います。米の粒は白くて不透明です。
「うるち米」と「もち米」には、米に含まれる「アミロース」と「アミロペクチン」というデンプンの違いがあります。米を炊いたとき、「アミロペクチン」には粘りを出す働きがありますが、「アミロース」にはそれがありません。
アミロペクチンが多いほど粘りは強くなります。「もち米」は、ほとんどがアミロペクチンでできているため粘り強く、炊いたあとに冷めても比較的、固くなりにくいそうです。
それに対して「うるち米」はアミロースが2割ほど含まれており、「もち米」に比べて粘りが少なめです。
米からつくられるものに「せんべい」があります。例えば、「塩せんべい」に使われる米は「うるち米」ですが、「おかき」に使われるのは「もち米」です。うるち米ともち米には、こういった違いもあります。
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