10月15日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣（吉田尚記アナウンサー）がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』（ニッポン放送・毎週日曜日23時30分～）が放送。吉田が、芦原妃名子による作品『セクシー田中さん』のおすすめポイント3つを紹介した。

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『セクシー田中さん』をピックアップ。今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。

吉田：おすすめポイントその１は「超リアル恋バナ」。

「それはないだろ」みたいな設定のマンガって、まぁあるじゃないですか。でも、この作品は違って。まず、一番初めに出てくる主人公の朱里ちゃんは、23歳の婚活をしているOLです。めっちゃ普通ですよね。ちゃんと会社に務めてるんだけども、「このままのお給料では、人生を1人で生きていくのは大変かもしれない」みたいなことを考えていて。そんなとき、職場の先輩に、アラフォーのメガネを掛けた地味な女性の田中さんって人が現れるんですよ。その田中さんが、実は……っていうところから、話が始まっていきます。

CUBERS・末吉9太郎（パートナー）：お～！

吉田：おすすめポイントその2は「秘密のある女」。

普通のOLだと思っていた田中さんが、実はめちゃめちゃベリーダンスやってる人だったんですよ。黒い髪をまとめてメガネを掛けて経理をやっている田中さんが、実はベリーダンスをやっていて、そのことに朱里ちゃんが気づくところから物語がスタートするんです。そういうことをやっている人って、表裏があって、ある意味めちゃめちゃカッコいいじゃないですか。そっちが充実しているから、会社の方で変に目立って愛嬌を振りまかなくてもいいっていう。でも田中さんって、そんなにカッコよく生きているのに、自己肯定感は決して高くなくて。なぜかというと、これまでの40歳前後まで、男性とお付き合いしたことが一度もないんです。「私なんか……」ってずっと言ってるのに、ダンスのときはめちゃめちゃカッコよくて。一方、朱里ちゃんの方は、かなりかわいくて、いろんな男性から言い寄られてるんだけど、「自分はカラッポじゃないか」って思っているんです。そんな朱里ちゃんにとっては「いや、田中さんはカッコいいですよ」ってことになって、2人がどんどん変わっていくのよ。

METAMUSE・西井万理那（パートナー）：へぇ～！

吉田：おすすめポイントその3は「男性が結婚のことを考え直す作品」。

作品に出てくるのが、好きな気持ちだけでいっちゃうタイプの人じゃなくて。笙野くんっていうナチュラルにモラハラ発言をしてしまう男性が、「よくよく考えたら、俺、ダメじゃん」ってことに、どんどん気がついていくんです。女性の心理がめちゃくちゃリアルに描かれていて。女性って、本気で恋愛のことを考えるときって、好きかどうかよりも、「この人と一緒になると、人生がちゃんと前に進むのだろうか」とかを考えるのね？そういうところに考えが及んでいない男性は、絶対に読んだ方がいい。これを読んだ方が、結婚に近づくと思うので。女性は女性で共感して読めると思うんですけど、男性はこれを読んだ上で、自分のことを考え直すといいと思います。

『セクシー田中さん』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は『姉系プチコミック』にて連載中であるほか、木南晴夏主演のTVドラマが10月22日(日)よりスタート。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。