夕刊フジ・山戸英州記者が11月6日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。38年ぶりとなったプロ野球・阪神タイガースの日本シリーズ優勝について解説した。
阪神タイガース、38年ぶり日本一
飯田)阪神が38年ぶりに日本シリーズで優勝しましたが、現地で見ていていかがでしたか?
山戸)38年前の優勝のとき、私は3歳でしたので、初めての経験です。試合が終わってからも球場で仕事しており、各テレビ局が優勝特番を放送していたので観ていましたが、不思議な感じでした。そのうちに「ジワジワと感じてきた」というところです。
飯田)やはり、街の雰囲気は通常とは違いますか?
山戸)友人や知人も関西に多いのですが、日本シリーズの話題になることが多かったですし、昨日(11月5日)も球場には多くの方々が来ていました。
飯田)球場に入れない人も多かったのではないでしょうか?
山戸)たくさん来ていましたし、「球場にいるんだろう?」という連絡もありました。
戦力が拮抗し、似たようなチームの両軍
飯田)両チームの戦いは7戦まで続きましたね。
山戸)戦前から両チームを取材していましたが、戦力が拮抗していて、似たようなチームでしたね。突出した選手は少ないのですが、先発ピッチャーの頭数や中継ぎで勝負したときの強さは、お互いに自信を持っているようでした。接戦になることは予想していましたが、その通りになりました。
戦前の予想通り、死闘を繰り広げて7戦までもつれた
ジャーナリスト・須田慎一郎)阪神ファンは過激だと言われていますが、7戦まで死闘を繰り広げてきて、相手を尊敬する気持ちが生まれてきたようで、オリックスに対する阪神ファンの称賛も大きかったですよね。
山戸)一方的な展開になると、なかなか難しいと思いますが、4勝3敗で7戦までいきましたからね。お互いに健闘していたと思います。
飯田)直後の岡田監督のインタビューでも、「オリックスは強かった」とおっしゃっていましたし、関係者の皆さんも実感する部分はあったのでしょうか?
山戸)お互いセ・リーグ、パ・リーグの優勝チームですので、事前の取材でも「苦戦するだろう」とみている人が多かったです。そして7戦までもつれましたからね。
ルーキーとしての日本シリーズ新記録の打点を記録した阪神・森下
飯田)MVPは近本選手と発表されましたが、選ぶのは難しかったでしょうね。
山戸)チームトップの打率.483、ヒット数も14本でよくやったと思いますが、個人的には勝負どころで打った森下選手でもよかったのではないかと思いました。
飯田)森下選手もすごかったですよね。
須田)打点は日本シリーズでのルーキー新記録だそうです。
飯田)オリックスの投手陣も、「警戒はしていたけれど打たれてしまった」という感じですか?
山戸)オリックス関係者の方からは、まっすぐに合わせてしっかりと振ってくるので、「間違ったら怖いよね」という話は出ていました。
飯田)ルーキーらしい思い切りのよさが怖いというところはありましたか?
山戸)試合を観ていても、怖いもの知らずというのは、まさにこのことだろうと思いました。
オリックス、山本由伸投手のポスティングによるMLB移籍を承認
飯田)オリックスの投手陣では、山本由伸選手が海外に挑戦するためポスティングの話が出ていますが、いかがでしょうか?
山戸)発表にはもう少し時間が掛かると思っていましたが、表彰式の直後に球団が発表するという感じでした。福良GM、そして山本投手ご本人の承認に対する取材対応がありました。日本シリーズが終わり、フリーエージェントの話もいくつか報道が出ていますし、巨人やソフトバンクなどのトレードの話も出ています。もう来年(2024年)に向かって動いています。
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