キャスターの辛坊治郎が11月9日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。アメリカの新聞大手ニューヨーク・タイムズのデジタルと紙媒体を合わせた有料購読者数が9月末時点で1000万人を突破したことを巡り、「ニューヨーク・タイムズの独り勝ち。他紙は厳しい」と解説した。
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米紙「ニューヨークタイムズ」本社が入るビル =米ニューヨーク 撮影日:2011年09月12日 写真提供:産経新聞社
ニューヨーク・タイムズのデジタルと紙媒体を合わせた有料購読者数が今年9月末時点で1000万人の大台を突破した。一般のニュースに加え、スポーツ専用サイトやゲーム、レシピなどを組み合わせて販売する戦略が成果を上げている。一方、紙媒体の契約者は3カ月間で2万人減り67万人となった。
辛坊)ニューヨーク・タイムズはもともとニューヨーク近郊のローカル紙でした。紙媒体のときはローカル紙だったのですが、デジタル化によって全国媒体になり、デジタルの購読者がものすごく増えています。今年7〜9月期決算は売上高が5億9834万ドル(約902億円)、純利益は5361万ドル(約80億円)と儲かっています。アメリカでは他紙も儲かっているのかというと、ニューヨーク・タイムズの独り勝ちです。他紙は厳しいです。こうした状況は日本とあまり変わりません。