大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が11月15日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。休演中の辛坊に代わってパーソナリティを務めた、自身も女子大の現役教員である津田塾大教授で哲学者の萱野稔人から、先細りが指摘される女子大の未来について問われると、「総合職に就職できることをアピールできれば、女子大として存続することは可能だろう」と解説した。
2022年度の全国の私立女子大の数は71校で、このうち入学者数が定員を下回ったのは69%だった。東京の恵泉女学園大と神戸海星女子学院大は、それぞれ2024年度以降の学生の募集を停止した。また、学習院女子大は学習院大に統合されることが発表されている。
萱野)私も女子大で教員を務めており、女子大の現状を日々、肌で感じているところです。「女子大氷河期」ともいわれる今、女子大の未来についてお聞かせください。
石渡)女子大の中には、学生の卒業後の進路を専門的な職業や、文系学部であれば総合職ではなく一般事務職を想定しているところが、いまだにかなりの数あります。その観点からいえば、女性の総合職指向がはっきりと高まっていますから、専門職や一般事務職ではなく、総合職に就職できることをアピールできれば、女子大として存続することは可能だと思います。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)