キャスターの辛坊治郎が11月27日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。自民党の派閥などに政治資金パーティー収入の過少記載の疑いが浮上していることを巡り、「政党交付金をもらっておきながら!」と憤慨した。
総務省が24日に公表した2022年分の政治資金収支報告書で、記載の義務がある政治資金パーティーの収入に関して、自民党の二階派、安倍派、森山派、茂木派、麻生派、そして谷垣グループの政治団体で少なくとも計228万円分が記入されていない疑いがあることが新たに分かった。谷垣グループを除く5つの派閥を巡っては、2018年から2021年分の収支報告書で計約4000万円の過少記載があったなどとして、すでに刑事告発されていて、東京地検特捜部が捜査している。
辛坊)「政治とカネ」は、きれいにしてもらわないといけません。別に業界団体からのお金を受け取るなということではありませんが、業界団体からお金を受け取って、その業界団体のためだけに仕事をするようなら、日本の未来は暗いです。
「お金に関しては心配しなくてもいいですよ」「国会議員の頭数にしたがって、税金からお金を配りますから、国民全体のために仕事をしてください」という趣旨で政党交付金があるわけです。2022年分の政治資金収支報告書によると、自民党への交付金は159億8000万円に上ります。
そもそも、政党交付金制度は相当にお手盛り感が強いです。一万歩譲って、政党交付金制度を認めるとするならば。やはり企業・団体献金は禁止にすべきです。どちらかにすべきですね。政党交付金をもらっておきながら、両取りはないだろうと素朴に思います。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)