運転の“楽しさ”につながるパーソナルドライビングレッスンを受けることができる「Katsumata Mobility Labo(カツマタモビリティーラボ)」が誕生した。
昨年2023年9月、52年の歴史に幕を閉じた千葉市にある勝又自動車学校が、この度新たに「カツマタモビリティーラボ」として生まれ変わり、2月23日にオープニングセレモニーが行われた。
2025年に創立100周年を迎えるトヨタ勝又グループが、自動車販売会社としてさらに「お客様が安心、安全で快適なカーライフを過ごせるようにサポートすること」を具現化するべく、ドライビングスキルアップデートプログラム「D-SUP」を開発。およそ4,500坪の広さを誇る旧教習コースを活用できるという事でこのラボが完成した。
「D-SUP」は、ペーパードライバーだけでなく、普段運転している方にもきちんと安全運転が出来ているかをチェックし、アドバイスとともに講習が受けられるというもの。個々の運転の癖はそれぞれ。1回4時間のプログラムでは、プロレーシングドライバーの運転技術を学んだインストラクターがマンツーマンでアドバイスを行い、癖を集中的に修正していく。運転姿勢と目線からはじまり、ハンドルやブレーキ、アクセル操作を練習。そして広いコースを何度も走行しながら時にはフルブレーキや蛇行運転など、一般道ではあまり体験することのない運転をあえて実施することで経験値を高め、ブレーキの限界や自分自身の限界を知ってもらう。運転の過信から自信へと変わり、事故発生の軽減にもつながっていくという。
「運転手や同乗者の体への負担を軽減させ、運転って楽しい、という感覚をつかんでほしい」とインストラクターの伊藤拡紀さん。「『楽しい』は2つあって、運転すること自体が楽しくなれば、遠出ができるようになったり、移動手段として車を選択することが出来たり、様々な楽しいや嬉しいに繋がる。もうひとつは、ただ運転するのではなく、車をコントロールすること。今までは自分本位な運転で車をねじ伏せていた。それがこの講習によって車を意のままに適正な操作ができるようになった時の感覚。この感覚こそが楽しい」と述べた。