受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』、今回は東京都西東京市にある「田無神社」にやってきました。龍神を祀り、天才と言われる「嶋村俊表(しまむらしゅんぴょう)」の彫刻がある田無神社にてランパンプスが合格祈願に参ります!
――さて、本日は東京都の「田無神社」へやってきました。早速ですが、宮司の賀陽智之(かやともゆき)さんにお話を伺いましょう!
小林:初めまして。ランパンプスの小林です。
寺内:寺内です。よろしくお願いいたします。
賀陽:宮司の賀陽です。本日はよろしくお願いいたします。
小林:まずは田無神社の御由緒や、創建の歴史を教えていただけますか?
賀陽:創建は鎌倉時代と言われております。
寺内:「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」だから1200~1300年ですか?
賀陽:1300年くらいですね。ですので800年の歴史があります。
小林:ずっとこちらにあるんですか?
賀陽:こちらに移ってきたのがおよそ350年前ですね。
寺内:最近みたいに言ってますけどかなり歴史ありますよ(笑)。
小林:江戸時代ですか?
賀陽:はい。青梅街道が田無神社の前に通っているんですが、青梅街道ができた際、350年前にこの場所に移ってきました。そもそもは1kmくらい離れた場所にあったんです。
寺内:近くにはあったんですね。
小林:当時から、この辺は「田無」と呼ばれてたんですか?
賀陽:そうですね。
寺内:田んぼが無かったってことですか?
賀陽:実は由来が分かってないんですよ。田んぼが無かった可能性もありますが、はっきりしたことを言えないのがもどかしいんですよ。
寺内:由来が分かりやすそうな地名なのに(笑)。
小林:参道に入ってすぐ龍の彫刻だったり、龍が付いた名前の木があったりしますよね?
寺内:赤い龍とか白い龍とかね。
賀陽:御祭神が龍の神様になっております。
寺内:例えば「菅原なんとか」ではなく、もう「龍」なんですか?
賀陽:はい。龍です。
寺内:すごっ!
賀陽:御祭神は、正確には「級戸辺命(しなとべのみこと)・級津彦命(しなつひこのみこと)」というご夫婦の神様なんですが、龍神様だと思っていただいて構いません。
小林:龍の神様ってどんなご利益があるんですか?
賀陽:本来は、水や風を司る神様としてお祀りされたという由来がありますが、境内にいくつかご鎮座されてまして、それぞれの龍神様に御利益がございます。受験ということですと、勝負運の御利益のある神様は赤い龍神様になります。
寺内:色によって御利益が違うんですか?
賀陽:その通りです。
寺内:「カラバリ」はどれくらいあるんですか(笑)?
賀陽:カラバリ(笑)。五龍神としてお祀りされていて金、赤、青、白、黒の5種類ですね。
寺内:群を抜いて金が位高そうなんですけど、そういうことではないんですか?
賀陽:その通りで、金の龍神様が御祭神となっておりまして、お社の中にいらっしゃいます。
寺内:ボスみたいな感じだ(笑)。
小林:やっぱり金色は金運なんですか?
賀陽:金運は白なんです。
小林:えー! 金運は白なんだ!
賀陽:金は中心の神様なので、総合的に全体を司っています。
小林:僕ら芸人で、M1グランプリとかの賞レースの御祈願ってなったら赤ですか?
賀陽:赤、もしくは青ですね。青は「技芸向上」の御利益なので、習い事や技術とかの向上で、そちらもご参拝されると良いと思います。
小林:赤と青に参拝すれば、僕らとしてはご利益があるんですね。
寺内:ちなみに黒は?
賀陽:黒は健康運ですね。
小林:じゃあもう全部行こう(笑)。
寺内:龍にそれぞれに「黒龍」みたいなネーミングがあるんですか? それとも「なんとか龍」みたいな名前が付いているんですか?
賀陽:黒龍、白龍、青龍、赤龍、金龍となっております。
寺内:青龍って方角のやつにもありますよね。
賀陽:その通りで、東を守っているのが青龍となります。
小林:今我々がいる、この参集殿は国の登録有形文化財にもなっていると拝見したのですが?
賀陽:比較的新しく、100年前に指定していただきました。
寺内:100年前で新しいんだ(笑)。
賀陽:本殿は東京都の文化財となっています。
寺内:そういえば彫刻がすごいとお聞きしました。
賀陽:有名な彫師の嶋村俊表さんが手掛けたものになります。龍がたくさん彫られており、拝殿には五柱、五体の龍神様が彫られています。
寺内:見たい!
小林:「開かれた神社」と鳥居のそばに書いてあるのを見ました。今日も露店が出てましたが、イベントなどは頻繁にされてるんですか?
賀陽:市民、人々に開かれた神社を目指しています。それが、我々、神職と巫女のスローガンになっており、親しみやすい神社を目指しています。
小林:今、平日の昼前ですけど、たくさん人がいますもんね。
寺内:多いよね。露店は年中出てるんですか?
賀陽:お正月期間だけです。ですので3月上旬ぐらいまでですね。
小林:3月上旬までお正月(笑)?
寺内:1年の1/4ですよ?
賀陽:日本中から来てくださるので。
寺内:今年辰年じゃないですか? やっぱり気合入ってるんですか(笑)?
賀陽:本当に多くの方に来ていただいてますね。
寺内:巡り合わせ的には12年に1回の辰年ですもんね。
小林:大きいお祭りをされるんですか?
賀陽:10月に大きな例大祭というお祭りがあって、お神輿が出ます。その時はたくさんの方が来られます。
小林:田無に住んでる方は待ち遠しくされてるんでしょうね。絶対楽しいよなー。
寺内:他の神社だと「なんとかの神様」がいて、ご利益を1つ「ドンっ」と掲げたりしてるんですけど、龍神様で5体もいらっしゃるじゃないですか? それぞれにご利益があって総合的に参拝できるから、いろんな目的の人が来れますよね。
賀陽:その通りだと思います。
寺内;間口が広いというか――。
小林:イオンだ!
寺内:神社界のショッピングモールだ(笑)。
賀陽:なるほど(笑)。
寺内:願い事が変わった時でも、この神社に来れば!
小林:ABCマートで、靴買えるし(笑)。
寺内:フードコートもあるし(笑)。
小林:QBハウスもきっとある(笑)。
賀陽:(笑)。
寺内:やっぱり土日になると駐車場がいっぱいなんですよね?
賀陽:実際、神社も駐車場も満杯になりますよ(笑)。
小林:いくら買ったら駐車券もらえるんですか(笑)?
寺内:それはもう完全にイオンだよ(笑)。すいません。脱線しすぎましたね。申し訳ない(笑)。
賀陽:やっぱ芸人さんってすごいですね(笑)。
小林:龍神様以外の田無神社の見どころを教えていただけますか?
賀陽:大きな御神木があります。樹齢が200年ぐらいの銀杏の木ですね。季節によって、黄色くなったり、新芽が4月に出てきたり、様々な風景が楽しめますよ。あとは土俵があります。
寺内:おお!
賀陽:大鵬(たいほう)土俵という大きな土俵です。
寺内;大鵬というと、あの?
賀陽:昭和の大横綱・大鵬親方由来の土俵ですね。5月にこども相撲が開かれています。
寺内:あら! いいですね。何歳まで参加できるんですか?
賀陽:小学六年生までですね。
寺内:36歳は駄目か……。
小林:残念でした。
寺内:実は、最近、相撲を始めたんですよ。
賀陽:え?
一同:(笑)
小林:36歳の男の「最近相撲を始めまして」は怖いですよね。
寺内:三鷹市に土俵があるんですよ。
賀陽:行ったことあります(笑)。
寺内:そこで練習してます!
賀陽:キンボシ(吉本興業のお笑い芸人)さんとかとですか?
寺内:ああ、そうです! キンボシ知ってるんだ(笑)。同期なんですよ。
賀陽:寺内さんは体が大きいから、向いてそうですね。
寺内:体が大きいの褒められるの嬉しい(笑)。
小林:2人でやれば?
寺内:神社でブレイキングダウンするの(笑)?
小林:そこ試合決定で(笑)!
寺内:試合決定すんな! しかも「取り組み」な。
小林:受験生におススメのお守り、ご参拝方法があれば教えていただけますか?
賀陽:合格のお守りや合格絵馬もあります。赤龍が成績向上や受験の勝負運になってますので、そちらにお参りいただければ。
小林:各々の龍のお守りとかもあるんですか?
賀陽:あります。ただ、今はすべて頒布終了となってしまっています。
寺内:やっぱり人気なんだ。
小林:全然イオンじゃねえじゃねえか!
寺内:イオンも初売りは売り切れるから(笑)。
賀陽:ちなみに神社では売り切れではなくて「頒布終了」という言い方をします。
寺内:いつ頃から頒布再開するんですか?
賀陽:3月初旬ぐらいには。
小林:じゃあ、この記事が出てるくらいにはもうありますね。
寺内:よかった!
賀陽:今年は辰年だったので、予想以上の方が来られたんですよ。
小林:辰年すごいな。最後に頑張っている受験生に応援のメッセージをお願いします。
賀陽:まずは、能登半島、北陸の方は大変な時期だと思いますが、我々のような関東地方に住んでいる人も応援しているので、頑張ってほしいとお伝えしたいですね。私も受験を経験しましたが、最後まで、体調管理に気を付けて、ご自分の持っている力を全部発揮できるように頑張ってください。
ランパンプス:ありがとうございました!
賀陽:こちらこそありがとうございました。
――五体の龍神様を祀る田無神社にお伺いしましたがいかがでしたか?
小林:まず「人が多い!」と思いましたね。午前中の9時に着いたのにもう並ばれていましたからね。
寺内:駐車場も満車だった!
小林:平日の神社で露店が出てるって、今まで見たことなかったよね。
寺内:イベントやってるわけでもないのにね。他の神社さんが心配になるぐらい人気だよ。やっぱり本家イオンだね。
小林:いいえ、本家イオンはイオンです。樹齢200年の樹もすごかったよね。寺内さん、触りながら「熱い」って言ってたよね?
寺内:もうね、御神木に触った瞬間、体に「き」が入ってきたよ。
小林:「き」?
寺内:「き」って漢字で書くとあれの方ね……木材の「木」。
小林:(笑)。え? 刺さってたってこと?
寺内:うん。刺さってた(笑)。つまり、どんどん御神木から木のエネルギーが入ってきたってこと。
小林:……枝が刺さってたってことでいい?
寺内:すごい痛かった(笑)。
小林:やめなさい!
寺内:いや、人のお参りの仕方にいちいちうるさいよ!
小林:あと、柏手もデカすぎるからな! 「俺はこの神社で誰よりも大きな柏手を鳴らすぞ!」という意気込みなんていらないから。
寺内:柏手は鳴らした方がいいでしょ?
小林:ああ、そうですか。まあでも赤龍に受験生の勝負運の御参りはしましたからね。
寺内:この記事が載る頃にはちゃんとお守りも手に入るので、是非、田無神社に来てみてはいかがでしょうか?
小林:都心からもパって来れますし、しかも駅からも近いし。
寺内:おすすめです!
「田無神社」は地域に開かれており、見所満載で辰年の今年にはぴったりな神社ですので、受験生のみならず全ての方におすすめです。お近くに立ち寄られた際は、是非、ご参拝してみてください。
さて、次回の『おうえんしナイト』は初の「都立大学」東京都立大学での取材の様子をお送りいたします。ご期待ください
<田無神社>
住所:〒188-0011東京都西東京市田無町3-7-4
HP:https://tanashijinja.or.jp/
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