3月7日、富津市のマザー牧場で「黒アヒージョ料理コンテスト2024」の実食審査と授賞式が行われ、グランプリが決定した。
千葉県は農林水産業が盛んで、新鮮で美味しい食材がたくさん。そこで、料理を通じて県の魅力を発信できないかと考え、「アヒージョ」に隠し味として千葉県ならではの醤油を加え、「黒アヒージョ」として提案。新たなご当地グルメにしようとPRに力を入れている。
今回のコンテスト、販売金額が1,300円以上のプレミアム部門では、ベイサイド金谷 LA MER BLEUE(ラメールブルー/富津市)の重城学さんによる「地鰺とホンビノス、イカ墨のW黒アヒージョ」が、販売金額が1,300円未満のカジュアル部門では、鉄板ダイニング楽今(らっきょ/旭市)の石毛良直さんの「さつまいもと林檎のデザート黒アヒージョ」がそれぞれグランプリに選ばれた。
LA MER BLEUEの重城さんは、「イカ墨と醤油とイカの塩辛の分量にこだわった。黒かったのが良かったのかな」と話し、鉄板ダイニング楽今の石毛さんは、「オリーブオイルと醤油をデザートにするのは難しかった。奥さんに深夜まで手伝ってもらって本当に感謝している」と話した。
審査委員の一人、全日本厨房士千葉県本部理事長の萩原勝敏氏は、「イカ墨としょうゆのダブルで濃厚な味」、「アヒージョのコンテストにデザートで応募してきたのには驚いた。黒ニンニクをデザートに入れているとは」とそれぞれを評した。
熊谷俊人知事は授賞式で、「どの作品の大変素晴らしかった。名物料理を増やして行こうとする人たちと輪を作っていく取り組みを加速させたい」と述べた。
3月17日まで、「黒アヒージョフェア2024」を開催。対象店舗等でオリジナルの「黒アヒージョ」メニューを注文した方に、先着でアニメ「おでかけ子ザメ」限定コラボシール&限定SNSアイコンのプレゼントや、アンケートに答えて抽選で150名に黒アヒージョ体験セットが当たるプレゼントキャンペーンも実施している。