ラジオ番組のリアルイベントとリスナーとの物語性
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映画パーソナリティのコトブキツカサがパーソナリティを務めるニッポン放送のインターネットラジオ番組「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」(第344回)が更新。ラジオ番組のリアルイベントと番組リスナーとの物語性について語った。
番組冒頭で、近年のエンタメ業界の象徴的な動きとして「通信速度の急激な発展」と「コロナ禍による映像配信の増加」を挙げたコトブキ。その上で「ここ数年、ラジオ番組がリアルイベントを行うケースが増えていますが、先日、過去最大級とも言えるイベントに参加してきました」と2月に東京ドームで行われた「オードリーのオールナイトニッポン」の番組イベントについて語った。
このイベントはチケット約5万枚が即完売。リアルタイムで200館以上の映画館でライブビューイングと生配信も行うなど大成功を収めた。
「何よりまず、オードリーというコンビが人気というのは大前提ではあるんです。ただ、それだけではなく『オードリーのオールナイトニッポン』というラジオ番組を通じて同じ時間をリスナーと共有してきたからこその5万人だと思います」
「例えばフェス形式でいろんな出演者がたくさん出るイベントもありますし、それはそれでとても素晴らしい。ただ、オードリーの東京ドームイベントは、豪華ゲストやさまざまな演出もありつつ、基本的はラジオの延長線上の2人のトークがメインだった。」
「イベント開催も約1年前から発表して、番組の中でもコーナーを作って毎週ずっと盛り上げてきた。そんな展開をリスナーと一緒に共有していくことで “物語性”が生れた。正直なところ『ラジオイベントでもうこれ以上はあるのかな?』というような凄いイベントになったと思います。」と絶賛した。
また、ラジオ発のイベントが増えている背景については「一概には言えませんが、時代の変化によって、スポンサーな広告などラジオ番組の作り方が変わってきているのもあると思います。自分たちでイベントをやったり、オリジナルグッズを作ったりすることで、直接マネタイズできるようにする。それが、番組の継続にも繋がっていく」
「昔からラジオを聞いてきた身としては、ラジオは基本的に一人で聞いて楽しむものなのでリアルイベントは親和性があるのかな?と思ったりもしたんですが、実際に人気番組のチケットは凄い勢いで売れているので、今の時代のリスナーにも合っているんだと思います。」と分析した。
また番組内では、3月に番組イベントを行うアンガールズの「テレビとラジオでのイメージの違い」についても語っている。
「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」は「ニッポン放送 PODCAST STATION」公式サイト、その他の配信サービスで聞くことができる。
番組情報
映画パーソナリティのコトブキツカサがお送りするWebラジオ番組