「千葉市フェアトレードウィーク2024」開催
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世界フェアトレード月間である5月。20日(月)から24日(金)の5日間、千葉市役所1階イベントスペースで「千葉市フェアトレードウィーク2024」が開催された。パネル展示やフェアトレード講座のほか、24日には「ちばフェアトレードマーケット」が行われた。
フェアトレードとは、世界の貧困・環境問題解決のため、作る人の権利や環境を大切に考えた公平な貿易のこと。最近ではエシカル消費とも言われており、原料を適正な価格で購入することで生産者の生活改善と自立を目指すもの。フェアトレード商品を選択することは、世界のどこかの誰かの生活を救うことにつながる。
フェアトレードタウンを目指す千葉市では、発展途上国の生産者や労働者の生活水準を向上させることを目的した「インターナショナル・フェアトレード(国際産直)」、地場の生産者や産業の活性化を支援する「ローカル・フェアトレード」、障がいがある人が生産する製品やサービスを適正な価格で取引する「チャレンジド・フェアトレード」の3つのフェアトレードに取り組んでいる。
マーケットでは、ヨルダンのオリーブオイルや、有機シュガーを使用したクッキー、千葉県産農産物のフードロスゼロを目指して作った農産加工品、コーヒー豆のかすから作ったオブジェなどを販売。
千葉市国際交流課の寺井隆課長は、「まずは市の職員にフェアトレードを知ってもらうために市役所で開催したほうが良いと思いました」と言い、「今後は市内の各所でイベントを実施していけば」と述べた。市民のフェアトレードについての印象は「結構知っている方も多いが、ややご年配の方には少し説明が必要だと思う」と言いつつ「難しいかもしれないが、買い物を通して楽しく生産者のことを知る。なぜこれが高いのか、商品の良さの理由など知ってもらえれば」と述べた。