自転車・冨田愛琉 1%の確率があれば勝負できる

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3月17日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは冨田愛琉。
2009年生まれの中学3年生。父の勧めで競技を始める。トラック短距離ですでに輝かしい成績を残していて、例えば2023年JOCジュニアオリンピックカップ WU-15 500mタイムトライアル優勝、去年のJOCジュニアオリンピックカップ WU-17 ケイリンで優勝等の実績を持つ。現在、鹿児島県在住。将来競輪選手、五輪出場を目指して練習に励んでいる。

自転車・冨田愛琉 1%の確率があれば勝負できる

また、自転車 銀メダリスト・長塚智広が出演。
1978年生まれ。1998年プロ競輪選手としてデビュー。五輪にはシドニー、アテネ、北京に3大会連続で出場。3人一組でタイムを競うチームスプリント競技で、シドニー大会5位、アテネ大会では銀メダルを獲得している。

自転車・冨田愛琉 1%の確率があれば勝負できる

荘口:佐藤選手、お父さんの勧めで競技を始めますが、お父さんは競輪選手だったのですか?

冨田:父は小さい頃から高校生の頃まで競輪選手を目指して自転車競技をやっていました。今は整骨院の先生をやりながら、私と一緒に練習をやってくれたり、サポートしてくれたりしていますね。

荘口:長塚さん。自転車競技の中でもいろんな種目がありますが、冨田選手もやっているトラック短距離種目とはどんなものですか?

長塚:ヨーロッパでは中野浩一さんがスプリント種目で世界選手権を10連覇されるなどとてつもない成績を残されていまして、中野さんはヨーロッパでは神のような扱いです。一方で、まだ日本ではトラック競技といえば競輪があるな、という程度かなという印象です。

荘口:日本生まれの競輪は海外でも人気とか?

長塚:はい。ヨーロッパでもめちゃくちゃ盛り上がっています。中でも逃げが得意な選手、追い込みが得意な選手とかがいるので、それを予想しながら位置取りを決めていくんですね。選手のデータを頭に入れて、たとえ予想通りうまく行かなくても、予測しておくと良い展開に持っていけるというのが競輪ですね。

自転車・冨田愛琉 1%の確率があれば勝負できる

荘口:冨田選手、試合前のルーティンがあったら教えてください。

冨田:まず試合の1時間前にアップをします。それからできるだけ早めに招集場に行くようにしていますね。お腹が空いている時にはアップ前におにぎり1個とかバナナ1本を食べています。

荘口:誰が相手でも怖がらず勝負に挑むことができる、と仰っていますが、これはどういうことなのでしょうか?

冨田:スタート地点に立って自分と相手に力の差があっても、どうせ負けるとか思っていたら、結局そこで終わりだと思うんですよ。そこで1%の確率でも勝てるかも、と思って走る方が強気でいられるし、マイナスに考えずにプラスで考えていこう、と怖がらずに勝負に挑むようにしていますね。

荘口:自転車競技あるある、みたいなものがあったら教えてください。

冨田:友達と遊びに行った時に自転車に乗っていると、スピードに乗った時、気持ちいいと感じてどんどんスピードを出してしまい、友達を置いてっちゃうんですよ。なので、自転車で遊びに行ってくれる友達が減っちゃうことです(笑)

荘口:練習はお父さんも一緒にやってくれていますが、支えてくれる家族にどんな想いがありますか?

冨田:やっぱり「感謝」という想いが一番大きいです。高校に進学したらさらにお金もかかりますし、支えてくれているのは両親です。母は元調理師だったのですが、私が強くなるために筋肉をつけられるような献立を考えてくれて、父も仕事が早く終わった後とかに疲れているのに一緒に練習をしてくれていますので、私が稼いで楽をしてもらいたいなと思っていますね。

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