ファイザー社員が伝える、がん闘病経験者のメッセージ「不安なことは全て打ち明けて前向きに」

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ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』(毎週月~木曜日 8~11時)では、ファイザー株式会社(以下、ファイザー社)とのタイアップコーナー『みんなの明日 ~がんと歩む~』を展開中。コーナーのテーマである「がん」について、毎週様々な情報を発信している。

それに伴い、ニッポン放送では、ファイザー社の担当者へインタビューを実施。前回はがん領域を推進するポートフォリオチームの川上氏にインタビューをおこなったが、今回は血液がんに罹患した経験を持つN氏へ話を聞いた。

ファイザー社員が伝える、がん闘病経験者のメッセージ「不安なことは全て打ち明けて前向きに」

インタビューに答えるN氏

――「がん」の罹患を経験されたということですが、「がん」を告知されたときの心境についてお聞かせいただけますか?

N氏:5年前、血液がんの1種である多発性骨髄腫と診断されました。主治医の先生から告知されたときは、かなりショックでした。自分はそういう病気にならないだろうと思っていたので、「これからどんな治療をしていくのか」「仕事や生活がどのようになっていくのか」など、かなり不安でした。

――闘病中の生活について、教えていただけますか?
N氏:5年前はコロナ禍で家族や友人と面会することが規制されていたので、孤独感がありました。ただ、家族とは毎日電話やメールで連絡を取っていて、週に何度かは着替えを持ってきてもらっていました。面会できないのに病院まで来てくれたり、病室の外から手を振ってくれたりと、とても元気づけられましたね。

それでも孤独感はありましたが、治療に携わってくれた先生や、看護師さん、薬剤師さんにも多く声をかけていただいたので、環境に慣れてからは逆に闘病中の生活を楽しむように心がけました。

自分で病気や治療のことを勉強すると疑問がいろいろと出てくるのですが、仕事で携わっていた部分でもあったので、より深く知りたいという思いがあり、病院の先生や薬剤師さんなど、いろいろな方に尋ねて教えてもらっていました。そうやって、前向きな気持ちでいるようにしていましたね。

ファイザー社員が伝える、がん闘病経験者のメッセージ「不安なことは全て打ち明けて前向きに」

――できるだけ前向きな気持ちでいるために、Nさんご自身で気をつけていることはありますか?

N氏:告知された当初は、同じ病気の方のブログを見ていたのですが、最近ではあまり見ないようにしています。自分と同じ病気でも、症状も治療法も人それぞれだということを先生、看護師さんや薬剤師さんに教えてもらっていたので、自分がネガティブになりそうな情報は見ずに、「やりたいこと」をして楽しく過ごすことを心がけています。

――Nさんの「やりたいこと」とは何ですか?

N氏:私はスポーツを観るのが好きなので、観戦したいチケットを取って先の予定をつくることで、それを楽しみに頑張っています。
ゴルフをするのが好きだったのですが、病気の影響でできなくなってしまったので、「やらないんだったら観るしかない」かなと(笑)。
観戦は野球がメインですが、プロレスやバスケットボールを観に行って発散することもあります。あとは海外旅行も好きなので、必ず主治医の先生にも相談した上で、行っています。

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――職場の方々からの支えも大きかったそうですね。

N氏:所属していた部署や全国の関連部署の方々が、ビデオレターを作って送ってくれました。他にもメールをくれたり、面会に来てくれたり。治療後、職場に復帰した時には「おかえり」という声もかけてくれました。それは本当に励みになりましたね。

――「がん」を克服していく中で、励みになった言葉などはありましたか?

N氏:病院の先生は、私がファイザーの社員であり、感染症領域を担当してがんに対しても多少の知識があることは知った上で、「今はいろいろな治療の選択肢があるので、全部私に任せてください」と言ってくださいました。この言葉は本当に心強く、「この先生を信じよう」と思いました。
「全てお任せします」と一任することができるだけで、すごく救われましたね。また、治療後に先生から「ここから新しい人生が始まりますよ。また一緒に頑張っていきましょうね」と言っていただいたのもすごく嬉しかったです。

――看護師との関わりについてはいかがでしたか?

N氏:看護師さんは、朝・昼・夕方・夜と必ず私のところに来てくれました。来てくれる方は交代制なので毎回違うのですが、長く入院していると顔見知りという形になってきますよね。私の状態を見てくれているという点では先生よりも身近な存在なので、先生の目が届きづらい部分は看護師さんに診てもらい助けていただきました。

ファイザー社員が伝える、がん闘病経験者のメッセージ「不安なことは全て打ち明けて前向きに」

――「がん」とつき合っていく上で、大切なことは何でしょうか?

N氏:前向きな気持ちになろうとすることが大切だと思います。ネットを見ていると、治療について良い情報も悪い情報もたくさん出てきますが、私は主治医の先生にすべてお任せして良いんだと思えたので、前向きな気持ちになることができました。
治療後に社会に復帰する際も、周囲の方々に自分の病状をしっかりと打ち明けることで、私は気持ちが楽になりました。

――最後に、現在闘病中の方に向けてメッセージをいただけますか?

N氏:現在闘病されている方、本当に不安だと思います。私も5年間治療していますが、未だに不安はあります。ただ、1人で悩まず、主治医の先生や家族に相談してください。気分的に落ち込むこともあるとは思いますが、自分にとって楽しいことややりたいことをして、なるべく陽気に、前向きに過ごすことが大事なのかなと思います。

私は薬を処方してもらう関係で月に1回は病院へ行くのですが、入院中に対応していただいた病院スタッフの方々が声をかけてくれます。そうした方々に、自分の心身で不安に思ったことは全て打ち明けるというのが、治療していく上では大切だと考えています。話をするだけでも気持ちはかなり楽になりますよ。

ファイザー社員が伝える、がん闘病経験者のメッセージ「不安なことは全て打ち明けて前向きに」

自らの経験から、入院中の生活や心がけておくべき点などを語ってくれたN氏。ファイザー社が伝える「がん」と向き合う上で大切なことは、タイアップコーナー『みんなの明日 ~がんと歩む~』の中でも聴くことができる。

提供:ファイザー株式会社
2025年10月作成
ONC45P008A

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