中山優馬、思い入れたっぷりの初主演映画がついに完成!『ホーンテッド・キャンパス』完成披露試写会 しゃベルシネマ【第23回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

夏と言えば、ホラー映画。
この夏話題の、怖くてちょっぴり甘酸っぱい青春オカルトミステリー『ホーンテッド・キャンパス』が、いよいよお披露目。
そこで今回の「しゃベルシネマ」では、『ホーンテッド・キャンパス』完成披露試写会をクローズアップ。
司会を務めた八雲ふみねの目線でお届けします。

ホラーあり、恋愛あり、青春あり。怖くて甘酸っぱい新感覚エンタテインメント

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第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞した櫛木理宇の人気小説を映画化した『ホーンテッド・キャンパス』。
怖がりなのになぜか幽霊が視えてしまう主人公の森司が、片想いする後輩・こよみを追いかけて入ったオカルト研究会(通称“オカ研”)で、個性的な仲間たちの助けを借りながら呪われたキャンパスの謎を解決していくストーリー。
ホラーでありながらも、どこか甘酸っぱい。
笑いあり涙あり、新感覚の青春ムービーとなっています。

本作の完成披露試写会に、中山優馬さん、島崎遥香さん、大野拓朗さん、高橋メアリージュンさん、安井謙太郎さん(ジャニーズJr.)、竹本聡志監督が登壇。
キャンパスライフを彷彿させるような仲良しトークを紐解いていくと…。

撮影中も撮影後もホラー体験!?

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ホラー映画と言えば、撮影中に心霊現象が起こった!なんて話がつきもの。

幽霊が視えるヘタレ大学生、森司を演じた中山さんは幼い頃から霊感が強く、この映画の撮影でその感覚が戻ったとか。
「子どもの頃は(幽霊が)見えていて、大人になってからは見えなくなったんですよ」と、中山さん。
「でもこの映画の撮影が終わってから2~3週間、また見えるようになったんです。僕が見るのはシャドーマン(影)で、自分の部屋のベランダに置いているイスに、気が付くと座ってるんです。で、僕が見ると消えるという…。そんなに嫌な気はしなかったので見て見ぬふりをしていたら、10人ぐらい集まってる日もありました」と、涼しい顔。
ご自分の家なのに、幽霊さんたちを気遣う中山さん。
なんて、優しい方なんでしょう。

すると竹本監督が「“見える”人って、影で見る人が多いらしいですよ」と付け加えると、あまりのリアルさに会場がシ〜〜〜ンと静まり返ります。
それでも「いやぁ、でも本当に怖い感じがしなくて…。」と、話す中山さん。
劇中の森司と違って、頼もしい限りです。

ちなみに、本作で森司が幽霊を見て怯えるシーンは「僕は虫が大嫌いなので、虫が出てきたときと同じくらいの怖がり方をしました。僕にとって、お化けと虫は、ある意味同じ!」と、力強く(?!)語って下さいました。

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心霊体験は、撮影中にも起こった模様。

「オカ研の部室で大野くんと二人のシーンを撮影したとき、本番が始まると急にラジオのような音がしてくるという…。しかも芝居を止めると、ラジオの音も止まるんですよ」と口を開いたのは、安井さん。
すると突然思い出したように「ついさっきもあったじゃん!ここ(映画館)に来るエレベーターの中で…」と、大野さん。
それを受けて「そうそう!エレベーターに乗っていたら、(降りる階で)扉が半分くらい空いたけどそのまま下がっていった。あれ、なんだったんですかね」と、安井さんが続けます。
中山さんも「この階で止まったけど『ガガガ』って開かなくて。結局、いちばん下(地下3階)まで行ったよね」と、不思議そうな表情。
島崎さん、高橋さんも「怖かったね」と、声を揃えます。

私は登壇者の皆さんよりも一足早く控え室を出て、同じエレベーターには乗ってなかったので、初めて知った出来事にお客様と一緒に驚愕。
「これも幽霊の悪戯?!」と、どん引きの客席に向かって中山さんが一言。
「皆さんも“ホーンテッド・エレベーター”には気を付けて下さいね!」
映画のタイトルに引っ掛けて、お見事ですっ。

真のリーダーは誰?

オカルト研究会、通称“オカ研”メンバーを演じるキャスト陣。
とてもチームワークが良く和気藹々とした雰囲気ですが、実際にこのメンバーの中でリーダー的存在は一体、どなたなのでしょうか…。

劇中ではオカルトやミステリーについて誰よりも詳しいオカ研部長・黒沼麟太郎を演じた安井謙太郎さん?

「普段のジャニーズJr.での活動の中では、僕自身まとめ役になることが多いんですが、何故かこのメンバーの中では、イジられ役で…(笑)。でも、それがとても居心地が良かったです」と、安井さん。
確かに、舞台挨拶中も中山さん、大野さん、高橋さんから「ヤスダくん!」「ヤスモトくん!」「ヤスカワくん!」と呼ばれる度に「安井だって!」とツッコミ返してましたね。
その度に、会場は大盛り上がり。

さすが、盛り上げ隊長!

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男勝りでアネゴ肌の三田村藍を演じた高橋メアリージュンさんは?

「この5人の中では最年長。実生活でも四人兄弟の長女と境遇が似ていたので、藍は演じやすかったです。オカ研のメンバーがみんな可愛いので、おのずと母性が湧いてきました」と、笑顔。

役柄と同様、頼れる姉貴といった雰囲気です。

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おしとやかでキュートな灘こよみ役を演じた、島崎遥香さんは?

「こよみはピュアなハートの持ち主で、それゆえ霊にも取り憑かれやすいキャラクター。一人二役演じているような感覚もあったので、普段のこよみの時にいかにピュアに見えるかを心がけました」と、島崎さん。
すると大野さんが「ピュアでしかなかった!」と、太鼓判。

こよみちゃんの可愛らしさは無敵ですね。

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元気で明るく頼れる兄貴的な存在、黒沼泉水役の大野拓朗さんは?

「そうですね、頼りがいがあるっていうのが僕の魅力でもありますので…。というのは嘘で、本来僕は弟キャラ。どちらかと言うと、イジられる方です。でも今回は、謙ちゃん(安井)に(ポジションを)持っていかれました!」と、意外な告白。
さらに続けて「現場では、優馬君がとてもしっかりしていて。『兄貴』って感じでしたよ。」
そんな大野さんの言葉に「嬉しい…」と照れながらつぶやく、チャーミングな中山さんでした。

出演者も胸が高鳴ったドキドキシーンは?

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本作はホラーシーンにドキドキするだけでなく、森司とこよみの恋の行方にもドキドキ。
そこで森司とこよみを演じた中山さんと島崎さんに、完成した作品を観てドキドキしたシーンについて伺うと…。

「映画としては、本当に楽しく観させていただきました。ただ自分が出ているもので『キュンキュンした』というのは、ちょっと恥ずかしい」と、中山さん。

なるほど、ご自分の初主演映画をとても真摯に受け止めてらっしゃるんですね。
一方の島崎さんも「中山さんがすべて話してくれました(笑)」としながらも「学生時代の夏休みに出会いたい映画」と、本作を評します。

さらに高橋さんが「私、すごくキュンキュンしました!特に、クライマックスシーン」と、女子目線な感想を。
ホラー要素のドキドキとラブ要素のドキドキが相まって、いい相乗効果が生まれているのも本作の魅力です。

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舞台挨拶が終わって退場する際、中山さんが安井さんに近づいて、ゴニョゴニョと耳打ち。
すると意を得た安井さん、一人ステージに残ると笑顔でお辞儀して、フォトセッション時に使用したタイトルパネルに額をぶつけるファンサービス?!

最後の最後まで息ピッタリのオカ研メンバー。
彼らが大活躍するオカルト青春ミステリー『ホーンテッド・キャンパス』は、2016年7月2日から全国ロードショーです。

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2016年7月2日から丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督:竹本聡志
原作:「ホーンテッド・キャンパス」櫛木理宇(角川ホラー文庫刊)
出演:中山優馬、島崎遥香、大野拓朗、高橋メアリージュン、安井謙太郎(ジャニーズJr.) ほか
©2016「ホーンテッド・キャンパス」製作委員会
公式サイト  http://haunted-campus.jp/sp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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