再び盛り上がる!イチロー名言集 【ひでたけのやじうま好奇心】
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写真提供:産経新聞社
メジャーリーグはオールスターが終わって、7月16日から後半戦。
注目はメジャー通算3千本安打に、あと10本に迫ったマーリンズのイチロー選手。
2011年以降、年間200安打にも、3割にも届いていないイチロー選手ですが、今年は久しぶりに本来の輝きを取り戻して、前半戦を終わって、3割3分5厘と好調をキープ。
4番目、控えの外野手として、十分過ぎる活躍を見せています。
日本時間の6月16日には、日米通算ではありますが、あのピート・ローズを超える4,257安打をマーク。
メジャー3千本も達成したら、おそらく日本中が盛り上がる事でしょう。
このフィーバーに目をつけているのが、出版界。
イチロー選手の波に乗れとばかりに、今、本屋さんでは、久しぶりにイチロー関連本がズラリと並んでいるんです。
中には、新刊も出ているんですが、このイチローフィーバーのタイミングで、過去に出した本を一部加筆したり、増刷したものが、まるで新刊のように、再び発売されています。
許諾を得るのが厳しいのか、こういった本の多くは、イチロー選手の写真が表紙にも、中身にも一切使われていません。
そんな中、表紙にイチロー選手の写真を使って、シリーズ累計45万部を突破したのが、ぴあが出している「イチロー262のメッセージ」。
2005年に発売された本ですが、きょう7月15日の日付で第16刷発行されています。
今までシリーズ3冊出ているんですが、2001年から2004年。
つまり、イチロー選手が28歳から31歳と脂の乗り切った、まさに全盛期の頃の発言の一部をご紹介します。
※2002年、シーズン終了後の言葉です。
「僕は天才ではありません。なぜかというと、自分がどうしてヒットを打てるかを説明出来るからです」
天才・長嶋茂雄さんのように、瞬発力や勘で打っている訳ではないようです。
※2004年、シーズン258安打を達成した時の言葉です。
「ちいさな事を重ねる事が、とんでもないところに行くただ一つの道」
我々にも通じる良い言葉。とても若者が放った言葉とは思えません。
※2004年、キャンプ中の言葉です。
「無駄な事を考えて、無駄な事をしないと、伸びません」
奥深い言葉です。
※2004年8月、「絶好調ですか?」と聞かれた時の言葉です。
「『絶好調』の定義が分かりません。相手の意図は透けて見えないし、ボールは止まって見える事もなく、常にやたら動いて見えます」
川上哲治さんのような境地や、中畑清さんのような感覚とは違うようです。
※2003年シーズン終了後にはイチロー選手が少年時代の事を告白。
「僕はものすごく小さな家で育っています。一番広い部屋が4畳半ぐらいでした。お風呂の湯船にも、僕は小さくなって入らないと入れなかったのです。あの家で育った事っていうのは、色々な事を思い出させてくれるのです」。
このハングリーさがあったからこそ、大金持ちになれたのかもしれません。
若い時のイチロー選手の名言を紹介しましたが、青春出版社が出している「イチロー流 準備の極意」という本には、ベテランになったイチロー選手の言葉が掲載されています。
※マーリンズが新しいトレーニングマシーンを導入した時のコメントです。
「40歳を越えれば人間、黙っていても成長するという事はなくなりますが、僕の周りには僕が発展途上になり得るツールが色々とあります」。
10月で43歳になるイチロー選手、まだまだ成長に対して、どん欲です。
では、最後に、あと10本に迫っているメジャー通算3千本安打について、イチロー選手はどのようにコメントしているのか?
「間違いなく3000本安打は終わりではありません。ゴールではないのです。そうなったとしても、いずれやってくるプロセスに過ぎません」。
イチロー選手にとっては、毎日の1本1本、全てのヒットが重要だという事です。
さて、メジャー通算3千本を達成した時、イチロー選手は、どんな名言を残すでしょうか?
7月15日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より